NO.4
China communication 4
 2000年11月29日UP


今回は、中国での教育事情等、
一つのテーマに絞らず
お伝えしたいと思います。

(右の写真は、敦煌の砂漠です)

 1980年から一部の少数民族を除いて実施されている「一人っ子政策」は、
 中国での教育熱を一段と高めています。下の写真は、蘭大付属小学校の子供達です。
 
 学校では、6時間ほどの勉強、学校が終わってからは、塾や宿題に3〜4時間をかけているということです。土日も遊ぶ時間はほとんどなく、学校の昼休みに、グラウンドで遊んだり、卓球をするくらいだそうです。このような状況は、ここの小学校に限った事ではないようです。
 

 
学校の先生は
 「最近の中国では、家柄やどんな生活レベルで育った子供であろうと関係なく学業を修めた者が、認められる社会になっているんです。将来は、たった一人の子に頼らざるおえない、そうすると親であれば力を入れるのは当然ですよ。たった数年間の勉強が一生を左右するんです。」と。

 日本よりも子供達の生活環境は苦しく、厳しいものだと思いますが、しかし、子供達の眼差しがキラキラと輝いていたのがすごく印象的でした。

 一般の中国家庭での支出の内訳は、第一に教育費、第二に衣食費、第三に居住費だそうです。こちらでは、日本以上に、男女平等が進んでおり、夫婦の共稼ぎがほとんどです。

 ちなみに蘭大の学費は、年間3500元、これに寮費、食費が合わせて1300元程度だそうです。蘭大の著名な教授でも月額給料が1500元程度ですので、教育費がいかに大きなウエイトを占めているかが分かります。

 右の写真の女性は、蘭大でコンピューター系の勉強をしている西安出身の王さんです。

 2年生です。すでに大学卒業に必要な英語の資格を習得しているということです。

 蘭大の理工系の学生のほとんどは、流暢に英語を話します。
 これにはびっくりです!!

 王さんは、卒業後は、医師である叔父と叔母のいるアメリカに行き、アメリカの大学卒業後は、中国に戻り、国のために頑張りたいと話しています。王さんのように、いずれ国に戻るようであれば良いのですが、学生達は、日本の学生以上に海外、特に欧米に目が向いています。

 海外に一度出てしまうと、戻ってこないという頭脳流失が一つの問題となっています。
 また、日本と同じように就職難で就職口がないという問題も出てきているようです。

 
こちらのテレビ局の音楽番組では、中国の人気歌手に交じって、宇多田ヒカル、松たか子、MAX、福山雅治、浜崎あゆみなどのプロモーションビデオが放映されたりしています。中国では、5〜6年前に、「東京ラブストーリー」のビデオが発売されたそうですが、このドラマが少なからず中国の女性に影響を与えているそうです。

 中国の女性は、精神的に強い女性が多かったそうですが、時には、女性の弱さも表現した方が女性として魅力的であるという観念が、浸透してきたようであるという話を聞きました。

 もしかすると、近い将来にこれとは逆に、日本で中国のドラマが人気を博す日が来るかもしれませんね!!


 
次回は、中国通信最終回、日程の都合等により、
 順序が逆になってしまいましたが、農業、農村についてお伝えいたします。