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 鳥海町、ブナ林の中を流れるせせらぎ水路「貝沢・才ノ神堰」。貝沢・才ノ神堰は、第三セクターの宿泊施設「フォレスタ鳥海」周辺のブナの森の中を流れており、堰沿いには散策道も整備されている。堰の歴史は古く、貝沢村の原野を開田するために1615年に始まった。難工事が続き約20年の歳月を費やした。この堰は、貝沢村及び才ノ神村に広大な農地を新たに誕生させた歴史的な堰である。
 貝沢・才ノ神堰は、今でもイワナが生息するほど水が冷たい。かつては、鳥海の冷水かんがいのために単収は極端に低かった。そこで清兵衛は、開田に必要な用水の確保と温水効果を狙って、上原台地に清兵衛堤を築き、さらに新堤、大堤を加え、そこに才ノ神堰の用水を導水した。鳥海の冷水をそのまま用いず、堤を用いたところに遠藤清兵衛の創意が伺える。 「清兵衛堤」は、彼の名を記念して名付けられ、今もその名で呼ばれている。
 鳥海町で昔から栽培されてきた「百宅そば」、その伝統的な食文化の調理提供施設として、平成12年10月にオープンしたそば等加工提供施設「ももや」。 左の写真の右隣に特産物直売所「菜らんど」がある。旬の野菜から農林産物の加工品が数多く販売されている。鳥海町の核となる施設であり、田園空間博物館の鳥海町総合案内所としての機能も期待されている。
 法体の滝・・・1の滝、2の滝、3の滝からなり、流長100m、落差57m、「日本の滝百選」にも選ばれた名瀑。上流には、自然が造り上げた甌穴(おうけつ)があり、滝を含めて県の名勝及び天然記念物に指定されている。
 猿倉人形芝居(秋田県無形民俗文化財)・・・明治のはじめに鳥海町百宅の池田与八によって考え出された。これに猿倉の真坂藤吉と天神の丸田今朝蔵が加わり、今に伝わる人形芝居が完成した。その後、各地の巡業とともに人気が上がり「猿倉人形芝居」と呼ばれ、広く世に知られるようになった。人形の頭は、人形師みずからが作る。大きな目や口、ユーモアのある表情が特徴で、これは創始者である与八の創意によるものと言われている。演目「鬼神のお松」に代表されるように、感情や表情が変わる場面では瞬間的に人形の頭を取り替えるという離れ技もあり、「類のない人形の七変化」と言われている。これに、唄、カネ、太鼓、三味線の賑やかな囃子が加わった野性味あふれる人形芝居である。この他に、親から子へ、子から孫へと大切に守られ伝承されてきた本海番楽などがある。 
 東由利町、ボツメキ水源。ボツメキの湧水は、昔から豊富で、重要な農業用水として利用されたが、常時9度という冷水のため、3年に一度は冷害に襲われた。その下流に温水効果を期待してボツメキため池が完成すると、水温は5度以上上昇、5割以上の増収効果があったと記録されている。地域では、大変美味い名水として有名で、町外からこの水を求めて訪れる人も多い。
ボツメキ水源は、標高およそ300mの地点から湧き出る清水で、1日の水量は約900トンにものぼり、東由利水道の主水源ともなっている。 ボツメキ水源は、苔生した石積み水路を経てボツメキため池へ。既存の道路からボツメキため池までの遊歩道とトイレを整備する計画である。
 八塩いこいの森。すぐ近くに八塩ダムがあり、緑豊かな水辺環境と一体に「八塩いこいの森ゾーン」を形成している。右の写真は、センターハウスから野外広場、野外ステージを眺望しているところ。その奥にオートキャンプ場が整備されている。
道の駅「黄桜の里」。地元産自然乾燥米の「あきたこまち」や由利牛、特産のフランス鴨を素材にした郷土料理が食べられるお食事どころ「やしお」、黄桜温泉「湯楽里(ゆらり)」など。田園空間博物館では、東由利町の総合案内所としての機能も期待されている。
 東由利町の棚田風景(写真は、池田和子さんの写真集「山里残像」より)。地形をうまく利用した田んぼの形状は、人間と自然とが造り出す一種の芸術的な美を感じさせてくれる。池田和子さんは、この棚田風景に魅せられ、同じ場所から春夏秋冬の写真を撮影している。

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