地方委員会 整備イメージ図

 鳥海山麓総合案内所(矢島町)・・・現存する中門づくり茅葺き民家を移築し、ふるさとの懐かしい農村の暮らしを体験できる総合案内所として活用。中門づくりの茅葺き民家は、秋田・山形から越後にかけて分布する貴重な農家建築物。茅葺き民家の歴史、構造、種類などもあわせて紹介する。周辺一帯は、ギフチョウ・ヒメギフチョウの混生する雑木林を復元する計画。
 産直施設との連携・歩道橋(矢島町)・・・手前が野菜直売所「野菜王国」(既設)があり、対岸の総合案内所と歩道橋で結び、総合案内所としての機能をより高める計画。
 不動明王の滝(矢島町)には、地域の水神様がまつられ、毎年4月には、五穀豊穣を祈願する祭りが行われている。滝周辺一帯は、金毘羅神社や乾田馬耕碑、古い町並み・・・歴史と文化を感じさせてくれる。不動明王の滝は、生駒藩時代の城下町の一角にあり、かつて数多く見られた石畳の景観を復元する計画。
 ブナ林の中を流れるせせらぎ水路「貝沢・才ノ神堰」(鳥海町)。堰の歴史は古く、貝沢村の原野を開田するために1615年に始まった。難工事が続き約20年の歳月を費やした。侵食が著しいカーブ地点など、極力自然石を使った部分改修にとどめる計画。
 八塩遊歩道(東由利町)・・・頂上には馬頭観音を奉る神社がある。地域委員によると、「かつて農耕馬として活躍した時代は、すごい賑わいだった。農耕馬がすたれてからは、牛頭観音として奉っている。山頂にボランティアで資材を運び、荒廃が著しい神社を修復したい」と語った。この古道を、自然と歴史を探索する自然遊歩道として部分的に整備する計画。
 ボツメキ水源周辺(東由利町)・・・ボツメキの湧水は、昔から豊富で、重要な農業用水として利用されたが、常時9度という冷水のため、3年に一度は冷害に襲われた。その下流に温水効果を期待してボツメキため池が完成すると、水温は5度以上上昇、5割以上の増収効果があったと記録されている。既存の道路からボツメキため池までの遊歩道とトイレを整備する計画。
 鎮守の森(矢島町)・・・平坦な田園空間の一角に、小高い森があり、珍しい景観を形成している。頂上にある鎮守の森「根井館」に至る階段と案内看板を整備し、農民一揆や祭り、馬頭観音の歴史などを紹介・伝承する計画。
 花立遊歩道(矢島町)・・・花立堤は、生駒藩時代に築造された歴史的なため池。堤周辺の水辺環境と合わせて、ブナ林、萱葺き民家群、土地改良記念碑などをゆっくり散策できる自然遊歩道として整備する計画。これら整備に使用する自然石や木柵は、全て地元産を使う予定。

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