Egyptian communication 

 高橋篤史君に引き続き、平成14年度から平鹿農林事務所土地改良課の工藤淳君が、水利組織のJICA派遣専門家としてエジプトで活躍しています。
 写真はまだですが、奮闘している模様のメールが届きましたので、ご紹介します。

なお、「エジプト・ナイルデルタ水管理改善計画」について、詳しく知りたい方は「エジプト通信1」をご覧ください。

 

エジプトから工藤です。ご無沙汰しています。なんとか無事に到着して、暮らしています。

着いてから1月半はホテル暮らしでしたが、4月からフラット(日本でいうマンション)に移り住んでいます。場所はモハンデシーンといって、ナイル沿いではありませんが、比較的外国人も多く、生活のための店も近くに揃っていて便利かつ静かな場所です。カイロには日本人ばかりが密集して暮らしているという場所はないのですが、ここモハンデシーンは、ナイル川の中州にあたるザマレック地区の次くらいに日本人が多く住んでいるようです。近所にも数名のJICA関係者が住んでおり、偶然ですがドアのお向かいのフラットはJICAの健康管理員(看護婦さん)の方が住んでいるため、何かの際にも安心です。

こちらで探す物件は広くて部屋数も多く、3ベッドルームに広いリビングが付いています。値段も相当のものですが。何といっても他のフラットに比べて良い所は、中がとてもきれいなことと、リビングの窓からは農業博物館の庭園が広がっており、その風景を毎日借りられていることです。

仕事のため週のうち2〜3日はカイロから約100km北方にあるタンタに泊まっています。タンタでは専門家5名での共同自炊生活です。プロジェクトサイトはそこからさらに1時間半くらいの場所にあり、毎日相当時間車に揺られてばかりで、なかなか仕事もはかどらないのが正直なところです。まあ、こういう国へくるとそんなものと考えながらも、仕事を進めています。

こちらへ来るまでは全くといっていいほどアラビア語の勉強はしませんでした。が、ホテル等の観光地を除くほとんどの場所で、英語は通じません。いま少しづつですが、最小限のアラビア語を始めたところです。

仕事は全て英語ですが、恥ずかしながらこちらも満足なコミュニケーションとはいえません。自分の勉強不足と、エジプト英語への慣れ不足です。どうなることやら。

エジプトでは「p」の発音がすべて「b」と発音されるほか、「r」を律儀に「ル」と発音してくれます。だから、"Super Markets"は「スーバルマルカズ」、"Pump"は「ばむorぼむ」と発音され、慣れないと何がなんだかわかりません。まあ、発音がゆっくりなので、聞き取りは比較的楽なのですが、あまりこういう英語に慣れて訛りたくないもんです。

エジプト近隣ではなんだかきなくさい情勢になりつつあり、国内でもアメリカやその関連施設・ファーストフードへの風当たりが強くなっているようです。毎週金曜日のお昼のお祈り後には、集団心理によりアメリカへの抗議デモ等が起きているようで、ほんの少しですが気をつけながら暮らしています。こちらでは、日本はアメリカの友好国というイメージはなく、経済の分野でアメリカと対抗(敵対)している国というように捉えられているようで、敵の敵は味方という理屈で日本人に対する感情は悪くありません。

もう、旅行者をいつでも受け入れられる体制になっているので、機会があれば是非エジプトを訪ねてください。乗り換えが面倒ですが、値段は思ったほど高くはないと思います。

そちらはどうでしょうか。
たまにはメールします。よければメールください。
なんだかウィルスが流行っているみたいなので、気をつけて。周りで数名が感染しました。
ちなみに、このメールへの添付ファイルはありません。

あと、秋田県庁のHPの中で農業と農村に関するHPがあって、近いうちに「続エジプト通信」として写真等をのせるつもりなので、あとで暇なときにでもみてください。 「美しき水の郷あきた」

それではまた。

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      エジプト・ナイルデルタ水管理改善計画 水利組織分野
         工藤 淳        (JICA派遣専門家)
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