Egyptian communication 12




 2002年7月31日〜8月7日、エジプトからタレクさんが来県した。エジプトで日本の土地改良区のような農民水利組織を作るための調査。タレクさんは、エジプトの国の職員で、エジプトにマッチした農民水利組織を作るべく、JICAの日本人スタッフとともに努力している。

 日本は、水彩画・お吸い物など「水の文化」、外国は油絵・オリーブオイルなど「油の文化」という人がいる。年間降水量が1600mmの日本、50mmのエジプト。水争いや飢餓の歴史。個人主義(→エジプトでは植民地時代、暴動やクーデターを防止するため、グループで仕事をすることを禁止され、その長い慣習から、今でも個人主義が強いそうだ)。挙げればきりがないくらい全てにおいて状況は異なるが、国の財政や農地拡大の必要性から、農民が主体となった農民水利組織を作る必要性が差し迫っている。

 


日本の行政組織、食料・農業・農村基本法、食糧事情、農村の多面的機能など、概要説明を受ける。
 

菅沢地区、ため池を視察。

豊岩地区の1ha大区画ほ場を視察。用水はパイプライン。



秋田県農業試験場で、施設概要や研究成果等の説明を受ける。

秋田県雄物川筋土地改良区で、地区の歴史(水利紛争、農民の努力、かんがい排水事業着工までの道のり)や、土地改良区の組織、管理の概要説明を受ける。


皆瀬頭首工のゲートの上部から。

上流側。取水口。



下流側。魚道。

 ゲート操作室で、実際の操作方法や各種メーターの表示意味などを質問。農家から水不足の連絡を受けたときは、現地へ行って確認し、配水する。
 しかし、この方法だと、「エジプトでは電話が鳴りっぱなしになり、管理できない。また、距離もあり、高額な交通費となるし、しかも自腹になる。」とのこと。



 最終日に、県立大学真勢教授、秋田県土地改良事業団体連合会、秋田県と懇談会を行った。

 エジプトの地図を書いて、水路系統などを説明。


 これらの写真以外にも、土地改良区の制度・組織・運営等について、各担当者が説明を行った。

【反省点】
「要約でよいので、英語のコメントを付けて欲しい。」と言われた。ごもっとも。次回は準備しておきます。

味噌・醤油・刺身・肉類(ハラルミート以外)・酒・中途半端な味付け(甘い+しょっぱい)が食べれないので、日本食はほとんどだめだった。来日して5kgも痩せてしまったそうだ。前もって食事は考えておく必要があると思った。