欧州における農業農村整備について

 県では、快適で生き生きとした農山漁村づくりなどを基本施策とする「新世紀あきたの農業・農村ビジョン」を策定し、その目標達成のために諸事業を推進している。
 さらに、昨年「水と緑の条例」を制定し、環境との調和に配慮した事業の推進に努めている。
 一方、欧州各国では農村に対して、“やすらぎ”や“いやし”を求める都市住民が多く、この期待に応えるため魅力ある農村整備が進められている。
 ここでは、欧州の農業農村整備を視察する機会を得たので各国先進事例の状況について紹介する。


イバラトミヨ保全池

<オランダ>
  • 自然再生政策で生態系ネットワークを取り入れ2018年までに70万haを自然地域にしていく。
  • フレボランド州での援助は、農薬の制限・有機農業の開発・農地の集団化・品質認証等がある。
  • 市民農園は50年以上の歴史があり誰にもオープンであり安らぎを与えている。
 詳しくは 1.オランダ編へ

<ド イ ツ>
  • 有機農法団体(デメター連盟)は、80年の歴史があり民間の品質保証機関である。
  • フラウェンシュタイ村は、「村をどのようにきれいにしていくか。」についてコンペを行っており潜在的な観光資源を蘇らせた村である。
  • ヴェルツブルグ環境ステーションでは、子供の頃から地域の自然・公園での遊びの中で、自然の大切・環境の大切さを身につけてもらっている。
  • ラッペンヴェアト自然保護センターは水環境を含む自然環境における幼児教育を行っている。
  • 護岸を取り除き中洲を作るなど自然の形にした再自然化を図っているカールスルーエ市。
  • ザスバッハヴァルテン村の農村景観保全とし、景観条例を制定し、建物の外観等を厳しく決められている。
 詳しくは 2.ドイツ編へ

<フランス>
  • CAD(持続的農業契約)においての環境保全は、各県で対象ゾーンを決めて、保全ができる農家、他の農家を先導していける農家を絞り込んでいる。
  • CAD(持続的農業契約)契約農家は雇用を守ることと、環境保全することで助成金をもらっている。
  • バスセーヌエコミュージアムは74市町村が参加し8万haであり、公園の管理は第三セクターで訪問者にはリピーターが多い。
 詳しくは 3.フランス編へ

取材・編集  秋田県農林水産部農地整備課 施設管理・水利権班 副主幹 川尻茂春