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Found a HARIZAKKO
秋田県仙北郡美郷町 栗林酒造の試み!
「はりざっこ」と「清水」の保全活動に貢献

 環境庁の「名水百選」にも選ばれた、秋田県仙北郡美郷町六郷の湧水群。地下水がとても豊富で町のあちこちには清冽な清水が豊富に湧き出ており、今でも日常生活に活用されています。

 そんなきれいな六郷の地下水をくみあげたものののひとつ、「栗林(りつりん)の仕込水」として親しまれている地元の造り酒屋、合名会社栗林酒造店が、はりざっこと清水を守るために新たな試みを始めました。

 環境庁のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されている「はりざっこ」は、正式には「イバラトミヨ雄物型」と呼ばれるもので、氷河期の生き残りとも言われており、北海道、青森、秋田、山形、新潟に見られるイバラトミヨの中でも、秋田県の雄物川水系のきれいな清水及び清水由来の小川近辺にしか存在していないとされています。

「はりざっこ」・・・秋田県の雄物川水系を中心に生息する「イバラトミヨ雄物型」を地元では「はりざっこ」と呼ぶ。今では、環境庁や県などが絶滅危惧種に指定している。(写真は平鹿町教育委員会提供) 純米吟醸酒「ハリザッコみっけた」・・・売上の一部を「はりざっこ」と「清水」の保全活動資金に役立てている。

 この「はりざっこ」の存在こそが名水の証であるとの認識から、清酒「春霞(はるがすみ)」の醸造元として知られる栗林酒造店の代表社員栗林啓亮(くりばやしけいすけ)さんは、六郷町の「ハリザッコを考える会」の会長を兼ねながら、自分達にできることはないかと考えた結果、お酒の売り上げの一部を「はりざっこ」と「清水」の保全に役立てようと思いつきました。

 そのお酒とは、その名も「ハリザッコみっけた」。1999年より出荷し始めた新しい純米吟醸酒です。薄い青のクリアボトルには、正面から見ると「ハリザッコみっけた」のラベル。しかしボトルを裏からのぞき込むと、水草の影にいるエサをついばんでいるような「はりざっこ」がラベルの裏に印刷されており、まるで水中を「はりざっこ」が泳いでいるように見えるという、しゃれたデザインです。アルコール度数は15%以上16%未満で、720ml入り1500円(消費税込み)。

 なお、2000年8月より、このお酒の売り上げの一部は町役場を通じ、1994年より「はりざっこ」の保護増殖をおこなっている六郷中学校の活動資金として、あるいは清水や水路の清掃活動に用いられます。 



 これが純米吟醸酒「ハリザッコみっけた」。美しいクリアブルーのボトルが、清らかな清水を連想させる。  「はりざっこ」の貴重さと「はりざっこ」の住む清水の美しさ、それが美味しいお酒をうむ。
 創業は明治7年で現在の啓亮サンは7代目。重厚な蔵が今でも残る。   仕込み蔵には杜氏を含み6名が入る。杜氏以下6名全てが地元六郷と隣町の千畑の方である。
 蔵は敷地の奥へ奥へと延びてゆく。右手の栗林の木の根本に2本の井戸があり、深い方の1本は仕込み水、もう一本は主に洗浄用などに使用されている。  蔵では冬季限定の「本醸造 初しぼり」の出荷が終わったところで、正月にむけてその「酒粕」の袋詰め作業中。
 仕込み蔵の脇に広がる栗林から地下水を汲み上げているので「栗林(りつりん)の仕込み水」と言われる。この水は通りまで引水されていて、自由に飲むことができる。   地下25mから汲み上げられる仕込み水。地下水位のデータを記録している六郷町役場によれば、田沢疏水がとまり、田んぼの水がなくなる冬の間、特に10月と2月が一番地下水位が下がるという。
お問い合わせ

春霞酒造元 合名会社栗林酒造店

秋田県仙北郡美郷町六郷字米町56
電話 0187−84−2108

URL
http://harukasumi.com/

 7代目栗林啓亮さんの息子さんの直章さんと「ハリザッコみっけた」。それ程強くないけれどお酒は大好きだそう。  
 きれいな清水と貴重な魚、酒造技術と稲作技術。つながる、ひろがる。

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