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Let's talk about Ibaratomiyo.
秋田県仙北郡千畑町土崎地区 魚命救助作戦!
夏の暑い日、田んぼははりざっこを捕獲する子どもの歓声で湧きあがった!

 しず(清水、湧水:秋田県仙北地方の呼び方)や水田で遊びながら農業と自然の大切さを学ぶ「しずの学校」は、社団法人農村環境整備センター(東京)の支援を受けて各地の住民組織が全国70ヶ所あまりの地域で展開している「田んぼの学校」の一つ。清冽なしずの湧き出ることで知られる秋田県南部の千畑町土崎地区で7/23に第一回目が開校したもので、地元の住民有志で作る「トゲウオを守る会」と秋田県立大短期大学部農業工学科が共同で開催し、秋田県仙北平野土地改良事務所、秋田県立男鹿水族館が協力して、全部で計4回ひらかれた。 

 この第一回「しずの学校」には、千畑町町内の児童や父母など約100人が参加し、公民館で行われた開校式では、県立大の神宮字寛講師が同地区に生息する環境庁のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されているイバラトミヨ雄物型(はりざっこ:トゲウオ一般のこの地区における愛称。他にトギザッコなど)の珍しい習性を、仙北平野土地改良事務所の泉谷衆技師が仙北平野の農業水利や平野東部扇状地地帯の開拓開墾の歴史等をふまえ、これからの農業の在り方についてそれぞれ説明した。

 開会式の後、参加者は現在ほ場整備が進行中の土崎地区内にある「野際しず」へ移動。この地区の各所に散在する清水には、はりざっこが広く生息しているが、そのうち「野際しず」から流れ出る水路の一部は、区画の関係から現在すすめられている土崎地区のほ場整備により、路線が振り替えられるため、工事による絶滅が心配される。そこで、現況の水路に生息しているハリザッコを捕獲し、工事期間中は男鹿水族館に一時的に引っ越ししてもらおうというわけだ。

 この捕獲作戦を含めた「しずの学校」を通じて、子どもたちは普段は気づかない自分たちを取り囲む豊かな自然環境、動植物の貴重さを知り、これからの農業が自然環境とバランスよく共生を図っていかなければならないということを、学んだであろう。



 千畑町の公民館で開催された「しずの学校」開会式。小学生を中心に親子連れの他、多くの参加者が集い、フィールドに出る前の勉強会をおこなった。
 講師は県立大学短期大学部農業工学科神宮字寛先生と県仙北平野土地改良事務所
の泉谷衆技師。
 泉谷技師による講義「むすんでひらいて」。先人達の農業技術の積み重ねと自然環境が手を結んだときに稲の穂が開く、と言う内容で、仙北平野の農業水利や平野東部扇状地地帯の開拓開墾の歴史等をふまえ、これからの農業の在り方について子どもたちと一緒に考えた。
 さあ、しずに到着!注意点などの説明を受けたあと、参加者は県立大の生徒をリーダーとして、各班ごとに担当の水路へ散っていく。  15,6年前までは使われていたという魚を追い込むための道具。今回のために地元の方が手作りしたものを持ち寄ってくださった。
 まずはリーダーによる網の差し方のお手本。この低い腰の入れ方が難しい。  参加した小学生もトライ。本人も周りもついつい夢中になる。場が一体となって楽しい。
 県立大の学生たちは班ごとに分かれた子どもたちのリーダーとして、お手本として、助っ人として活躍。彼ら彼女らもまた、未来の秋田を考えていく、大切な人財だ。    自然が身近にあるにもかかわらず、以外と自分のまわりの自然環境(動物や植物)に直接触れたことのない子供達も多かった。
「なにかいた??」   ちょっとつかれたかなぁ?
 みんなで捕獲したイバラトミヨを自慢しあう。イバラトミヨを囲んでいくつもの輪ができる。この輪がそれぞれまたリンクしていってさらに大きなネットワークへと広がっていってほしい。
 今後、イバラトミヨは圃場整備の終わる秋までの間、男鹿市の県立男鹿水族館を仮の住まいとして過ごす事となる。
 今回イバラトミヨが保護された水路は、圃場整備により路線の位置が変わるが、その振り替えとして作られる水路は、現在一般的なほ場整備事業で用いられているコンクリート三面舗装の水路では無く、湧水がしみだし水草の繁茂も可能で、流れに多様性を持たせた土水路や石積み水路が検討されている。この冬には元気に泳ぐ姿がみられるだろう。

11/15無事放流しました

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