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Let's talk about Ibaratomiyo.
 秋田県仙北郡千畑町土崎地区 魚命救助作戦!

 2000年7月23日に行われた第一回「しずの学校」(千畑町土崎地区魚命救助作戦)で捕獲されたイバラトミヨ雄物型が、11月15日、無事に元のすみかである「野際しず」に帰還しました。

 これは、社団法人農村環境整備センター(東京)の支援を受けて各地の住民組織が全国70ヶ所あまりの地域で展開している「田んぼの学校」の一つで、清冽なしず(清水、湧水:秋田県仙北地方の呼び方)の湧き出ることで知られる秋田県南部の千畑町土崎地区で地元の住民有志で作る「トゲウオを守る会」と秋田県立大短期大学部農業工学科が共同で開催し、秋田県仙北平野土地改良事務所、秋田県立男鹿水族館が協力した「しずの学校」に参加した子ども達により捕獲されたもので、約半年の間、男鹿市の県立男鹿水族館に保護されていたもの。

 当日は「しずの学校」に参加した千畑町町内の児童や父母など約100人のうち、千屋小学校の5,6年生約25名が参加し、一通り放流の仕方などの説明を受けた後、ひと夏を男鹿水族館で過ごしたイバラトミヨ雄物型100匹を「野際しず」に放流しました。

 この千畑町土崎地区では現在ほ場整備事業が進行中ですが、環境庁のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されているイバラトミヨ雄物型の生息が確認されたため、イバラトミヨ雄物型を含めた自然環境と共生をはかりながらほ場整備をすすめていこうと言うことで、特にイバラトミヨの生育に重要な「しず(湧水)」の扱いには、細心の注意が払われています。この「野際しず」についても、湧水から流れ出す水路がほ場整備の区画により配置がかわるため、工事期間中は水路にいるイバラトミヨを男鹿水族館にて保護し、工事が終わってから元へ返そうと言うことで今回の試みとなりました。

 新しくできあがった水路は、現在一般的なほ場整備事業で用いられているコンクリート三面舗装の水路では無く、湧水がしみだし水草の繁茂も可能で、流れに多様性を持たせた土水路となっています。しかし、今後は植生や維持管理についても多くの検討が必要とされています。
 



 千畑町土崎地区の「野際しず」(左)と、ほ場整備によって作られた水路(右)。従来の方法であればコンクリート舗装されるのが普通であったが、しずからのはりざっこの移動を考慮し、土水路として整備された。  男鹿水族館職員によって、振り分けられるはりざっこ。比較的水温の高い水族館の水槽から、自然の湧水に放流すると言うことで、その水温差に慣らすために、しばらくの間ビニール袋のまま湧水につけられていた。
 子ども達もしずに到着!水族館職員と県立大の先生から、放流時の注意点などの説明を受ける。  当日は子ども達の他にも、地元の方や、新聞社等も臨席。元気のいい子ども達をまとめるのに、千屋小の先生方も大変?!
 班ごとにはりざっこを分けてもらう。  ぶ、ぶちまけないないようにね。
 かじかむ手をかばいながら、思い思いの場所から、そぉっとはりざっこを放流する。  もといた湧き水へと帰っていく、はりざっこたち。それを見送る、子ども達。
「なにかいた??」   最後にそろって、お礼です。
 トゲウオ目トゲウオ科トミヨ属のイバラトミヨ(学名:Pungitius pungitius)は、全国では北海道、青森、秋田、山形、新潟に見られますが、中でも秋田県の雄物川水系を中心に生息する「イバラトミヨ雄物型」は環境庁や県などが絶滅危惧種に指定しています。とくにこの仙北管内では「はりざっこ」あるいは「とぎざっこ」、または「とんぎょ」と言う愛称で親しまれてきましたが、様々な環境の変化により現在各地で減少しているようです。

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