秋田県東成瀬村は、東は奥羽山脈をはさんで岩手県、南は宮城県に接する県境にある。四方を山に囲まれており、村の中央部を成瀬川が流下し「水」「緑」「空気」全てが美しい自然豊かな村である。

 人口は3500人弱で、過疎化、高齢化の進行も著しいが、栗駒国定公園の入り口として人気スポットも多く、平成3年にオープンしたジュネス栗駒スキー場は県南有数のスキー場として利用者も増加している。

 村では「人と環境にやさしい東成瀬」を21世紀の村づくりのキーワードにしており、特に村の虫「ホタル」の保全活動を通し子供からお年寄りまで村民が一体となった自然型社会の形成に向け努力している。
東成瀬村は四方を山に囲まれた緑豊かな農村。
93%を山林が占める村の中心部を栗駒山を源流とする成瀬川が流下する。
絵に描いたような美しさとはまさにこの光景。四季折々に美しい栗駒だが、やはり紅葉の季節の景観美には圧倒される。(栗駒国定公園) 小さな沢部の棚田も、農家の熱心な営農努力により守られている。

「桃太郎」トマトは村の特産品。寒暖の気温差がトマト本来のうま味を引き出している。大半が首都圏に出荷されており消費者の評判が高い。
「ホタル」「仙人」「星空」は村のキーワード。街灯、橋の欄干、看板など村内の至る所にホタルや仙人のサインが目に付く。
 
1999年には「日本一星空がきれいに見える村」(星空日本一)に認定された。左は村で作成したPR用の名刺の台紙。右は栗駒国定公園入り口付近にある仙人水。(とても美味しい)
毎年夏に開催される仙人修行は村の恒例行事。断食、座禅、滝打たれなど内容の充実した修行である。延べ5回の参加者には名誉仙人の称号と米1俵が贈られる。 村の中心部にある郷土文化保全伝習施設。「ふるさと館」の愛称で親しまれており、農業文化や村の歴史に関する展示物が充実している。