ゴール田・・・鮎川小学校の取組
(秋田県 由利郡 由利町)


 「ゴール田」とは、稲穂の黄金色の「ゴールデン」の意味が込められている。

 総合的学習の時間を活用した小学校5年生の農作業体験。苗育て、田植え(5月22日)、除草など一連の作業を行い、今日は稲刈り。育苗箱に子供達が自分の名前のシールを貼り、苗から育てた。

 この後、収穫祭(おにぎりパーティーの予定)を行い、指導してくれた祖父母や受託グループの人々を招待し、感謝の会を行う。 



作業開始

さあ、稲刈りの始まりだ。

向かって右側は、バインダーによる機械刈り取り。

校長先生も、遠くの方から生徒達の仕事ぶりを見守っている。

「こうやって、縛るんだよ。」
人力では、だいたい6株で1束できる。

「分かるか?」

「こうだよ。」
穂にお掛け】に挑戦。田んぼの学校では、農家の人が先生で、生徒(先生)に教える。

1.最初に稲穂を載せるところを作る。

2.一段目に2束稲穂を載せる。「雨が溜まらないように、稲穂の結び目が下になるように載せる。親からそう習った。」

3.次は直角に2束載せる。

4.中結び
 中に風が入るように、中結びをする。乾燥してくると、稲穂が収縮し、中結びをしたところに隙間ができて、良く乾燥する。
 「こうやって、結ぶ。」

「俺は、こうやって結ぶ。」
いつの間にか、先生が二人に。

5.完成
最後の2束を載せて、完成。

6.「中結び」用のワラを作っているところ。穂先でなく、根本部分どうしを結んで長くする。
7.回転と掛け替え
 満遍なく乾燥するように、2週間くらいで「穂にお」を回転する。2回くらい回す。

 その後、穂が内側にくるように掛け替えをし、ワラの根本部分を乾燥させる。こうして、ワラを乾燥させ、使えるようにする。
休憩

「のど乾いた。腹減った。・・・。」

「一服だ。どっこいしょ。」
生徒の質問・・・「機械で刈り取りした束は、どうして大きいの?」
先生・・・「大きい束にしたほうが、作業の効率がよくなるでしょ。でも、人が刈るときは、あまり大きいと持てない。」

先生の問題・・・「人で刈ったものは50束で1つの杭に、機械で刈ったものは大きいので42束で1つの杭に掛けます。どうして、50と42なのでしょう。ヒントは、ある数で割ると同じ余りがでます。」・・・青文字参照。バランスが大切。

作業再開

束の数を数えながら、掛けていく。
穂が落ちるので、もったいないから拾う。

完成。左側は人力刈り(50束/杭)、右側は機械刈り(42束/杭)
終わりに
・子ども達は、「お米ができるまで」のおおよその作業を体験した。また、お米について興味を持ち、調べ学習も行った。
・昔のやり方で田植え・除草等を行い、昔の人たちの苦労を知り、農機具の効果について実感した。
・祖父母の方々も、熱心に指導してくれた。

鮎川小学校】手入れの行き届いた美しい環境と木造建築。桜の咲く頃が最も美しいそうだ。

全景
正面玄関。
人に優しい木造建築。
丁寧に磨かれた廊下と、美しい中庭。
鮎川小学校は、平成16年4月、町内の前郷小学校、西滝沢小学校と統合し、廃校となる。

 ゴールデン・ゴール。