学校農園・・・新成小学校の取組
(秋田県 雄勝郡 羽後町)

昨年の平成13年10月に開催された、羽後町主催の「学校農園展」では、新成小学校は羽後町長賞を獲得している。


芋の子堀り作業開始
 新成小学校は全校生徒124人で、殆どが農家の子供たち。4,5,6年生が芋の子を栽培している。芋の子は日照りや雨に強いので選んだという。作業は苗植えから始まり、除草、培土、収穫まで全て行った。自分の担当の畝を決めて、草刈り作業などを行った。
 この後、祖父母PTAで、芋の子を一緒に食べる。

 一斉に芋の子掘り開始。ほとんどが農家の子供達なので、手際がよい。家で作業をよく手伝っている子供ほど、作業が早い。

 芋の子掘りが終了後、洗い方に移る。

 一心不乱に、よく働いている。

 頑張りすぎて、長靴に水が入っちゃった!

 化学肥料・農薬は使わず、堆肥だけで栽培。
 堆肥は近くの養豚農家から貰った。

 作業終了。きれいに片付いた畑。

新成小学校

学校の中の畑では、学級ごとに作物を決め、植えている。

 様々な野菜が植えられている。

 1人ひとり分担を決めて、大切に育てている。

 1,2,3年生が栽培しているサツマイモ畑。老人クラブの人たちの応援を得ながら、栽培している。収穫後、羽後町主催の「学校農園展」に出品する。

 新成小学校全景。花がいっぱい飾られている。

 1人プランター1個を担当し、水やり等の管理をしている。
取材の終わりに
・作物を育てることは手間暇かかるが、育てることの大切さや楽しさを学んでいる。
・農協青年部の人たちや、老人クラブの人たちが積極的に指導している。子供達は、いろんな方々から教えてもらい、ふれ合い、新鮮な喜びを感じている。
・自分たちが育て収穫したものを、収穫祭で分かち合い、喜びを共有する。

学校農園展(平成13年度)】 8小学校が参加した。

それぞれの学校農園の様子を発表。

発表状況。

各小学校のパネル。


農園に関する各小学校の作文集。

表彰。
作文集より】 
作物の成長の様子を、とても良く観察しています。


「ヘチマってすごい」  新成小学校 四年 尾久静香さん
 私たちは、畑にヘチマとポップコーンを植えました。ポップコーンは、この前しゅうかくして、今は、教室にほしてあります。ヘチマは、まだ、畑にあります。全部で十こも実がなったので、これから、みんなで種をとったりヘチマのタワシを作ったりすることになっています。

 五月十四日にヘチマの種をまきました。私は、ヘチマにできる実の長さはどれくらいなのか知りたいと思っていました。「早く芽が出るといいね。」とか「ちゃんと大きくなるといいね。」と言ったりしながらみんなで、はっぽうスチロールのはこに土を入れ、種をまきました。

 六月十一日、やっと、ふた葉がでました。この日の気温は、二十一度でした。十八日には、本葉が大きくなってきました。この日の気温は、二十八度でした。私は、本葉は、丸いと思っていだけれど、形は、星のようにギザギザでした。ヘチマは、さいしょ、あんまり大きくならなかったけど、夏になってあつくなってきたらどんどん大きくなってきました。

 七月十六日には、本葉がハつもついていました。長さも五十センチくらいになっていました。それから、どんどんどんどん大きくなって、つるがどんどんのびていきました。

 八月三十日には、私たちのグルプのヘチマにも実ができているのを見つけました。夏休みにヘチマを見た時には、黄色い花がいっぱいさいていてすごかったけど、実ができるかどうかわからなかったので、夏休みが終わってへチマを見に行った時、実を見つけたのですっごく安心しました。へチマのたなは、つると葉っぱで小さなジャングルみたいになっていたので中をよく見ないと実が見えないのでした。

 九月になってヘチマの成長はとまってきたようです。葉っぱの色も黒っぽくなってきたし、かれ始めたのもでてきました。

 十月になっても、まだ花は少しさいているけれど、葉っぱは、どんどんおちてきました。一番大きなへチマの実を台ばかりで計ってみたら一・三キロもありました。長さは、四十五センチもありました。種をまく時には、三十センチくらいかなあと思っていたので、大きさに、ちょっとびっくりです。

 すごくびっくりしたのは、ヘチマのつるの長さです。根っこからぬいて、一つの種からのびたつるの長さをまきじゃくで測ってみました。そしたらなんと、一番長いところは、十メートル五十センチもありました。枝わかれしたもう一本が、ハメートル二十センチ。もう一本は、七メートル六十センチ。一番短いつるは、根から三メートルありました。あわせると、なんと二十九メートル以上になります。小さな種から大きな実ができたり、すっごく長いつるになったり、ヘチマってすごい。ヘチマってほんとにすごいなあ。



「アズキくん」 新成小学校 五年 斎藤新くん
 ぼくがアズキくんと出会ったのは、今年の春です。アズキくんは、とても小さくて・カワイくて、とてもおいしいです。

 ぼくたちは、五年生の理科で「発芽」について勉強しました。教科書には、インゲン豆が出ていたので、種のつくりやデンプンの勉強は、インゲン豆でやりました。だけど畑で何を育てるか決める時に、ぼくたち五年生は、理科で習った「豆」を植えることにしました。

五月になって、学校のおじさんが耕運機をかけて耕した畑に、「インゲン」と「大豆」と「アズキ」と「茶豆」、あと、友達がもってきてくれた、トウモロコシのたねをまきました。

 僕が選んだのは、ほかの豆よりも、小さくて、カワイくて、色あざやかな、アズキです。アズキは、色が赤くてきれいだし、収穫した後に僕の好きな、あんこや赤飯にできるので、小豆を育てることにしました。

 ぼくは、あんまりアズキの種がカワイイし色がきれいなので、いつのまにか、アズキのことを、「アズキくん」とよんでいました。あとで先生がアズキは、漢字では「小豆」と書くことを教えてくれました。その時、ぼくは、「なるほど、やっぱり小さいわけだ」と思いました。小豆という字は、覚えました。小さい豆と書いて、アズキとよむのは、変だと思いました。なぜなら、ぼくは「赤豆」と書くと思っていたからです。そう思いながら小豆の種をまきました。

 種をまいて、4日目にインゲンや大豆などの豆より早く芽が出ていました。小豆は、成長が早いみたいです。

 大豆やインゲンは、芽が豆みたいなのに、小豆は、もう葉の形をしていました。小豆はどんどん成長して、黄色い花もさかせました。そして夏休み前には、実をつけ始めました。小さな、細いやりみたいな、サヤがたくさんついてきました。色は、緑色です。小豆は、種は、赤っぽいけど体は、全身緑色です。赤っぽい実ができるなんて、なんだがうそみたいです。夏休みになって、だんだん実の部分がかれた感じになってきて、色が茶色になってきました。かれて死んでしまうのかと思ったら、ちがっていました。サヤの部分が、かれ始めると、中の小豆の実がだんだん種らしくなることを教わりました。そして、夏休みも終わるころ、八月二十三日、野球部の練習の後で、友達といっしょに、やっと、小豆を収穫しました。

 ぼくの「アズキくん」は、さやが、二十五本ついていました。とれた「アズキくん」の子どもの「アズキくん」たちは、全部で、二百粒以上。茶わん1杯分とれました。すごい、すごい。白玉料理になった「アズキくん」は、とてもおいしかったです。そして、アズキの料理もーつ覚えました。来年は、もっと、もっと、たくさん育てたいなと、思っています。