ワークショップ実施(塚須沢集落) グランドカバープランツのその後(1)
秋田県中山間地域土地改良施設等保全対策事業
(ふるさと水と土基金・棚田基金)

 平成17年6月26日(日)秋田県平鹿郡大森町の塚須沢集落で実施した「グランドカバープランツを使った草刈りの省力化を実践するワークショップ」のその後の生育状況報告(その1)です。
 田んぼが整理されたり、水路が整備されたりして、農作業の省力化は少しずつ図られていますが、どうしても手間のかかる作業にならざるを得ないのが畦畔や水路溝畔の草刈りです。
 特に中山間地域のように、落差が大きく法面の長いところでの作業は、重労働であり危険も伴います。
 そこで、これを解消するひとつの方法として、一般にグランドカバープランツと呼ばれる低草丈の植物で地面を覆い、背丈の高い雑草を抑制するという方法が各地で試されています。
 今回は7月13日(定植から約20日)の生育状況を確認しましたので、報告いたします。

6/26
ティフブレア
 6/26に比べると分けつが進み、株が若干大き
くなっています。
 また、地下茎(ランナー)が伸び、主株の周り
からも葉がでてきている様子が確認できました。
7/13

6/26
ティフブレア
 6/26に比べると株が若干大きくなっています。
 ほふく茎が伸び、主株本体が周りへ広がって
いる様子が確認できました。
7/13

6/26
ティフブレア
 6/26に比べると株・葉が若干大きくなって
います。
 ほふく茎が伸び、主株以外の子株(?)が
周りへ広がっている様子が確認できました。
7/13

6/26
ティフブレア
 6/26に比べると分けつが進み株がかなり
大きくなっています。
 茎が上・横方向へ伸び、主株が周りへ広
がっている様子が確認できました。
7/13

6/26
ティフブレア
 6/26に比べると分けつがかなり進み、株が
かなり大きくなっています。
 ほふく茎が横方向へ伸び、主株が周りへ広
がっている様子が確認できました。
7/13
 定植直後の6月27日には、時間雨量30mm近い大雨がこの付近に降りましたが、今回定植したグランドカバープランツにはその影響はほとんどなかったようです。
 通常、他の雑草が生え始める5月末から遅くとも7月上旬までがグランドカバープランツの定植時期としての目安とされていますが、今年に限っては6月中の降水量がほとんどなかった関係もあり、仮に6月初旬に実施していたら溝畔・畦畔部の乾燥により、根付きが悪かったかも知れません。
 その意味では、定植直後の降雨は、グランドカバープランツにとっても恵みの雨だったのかも知れません。
塚須沢集落の初夏
(7.13)
6/26に比べて、緑がぐっと濃くなってきた塚須沢の水田と林
  中山間地域をはじめとする農山村地域では、農業者による営農、地域や集落の共同活動を通じて、土地改良施設(農業用用排水路.ため池.農道.堰など)や農地を中心とした地域資源を適切に維持・保全してきました。しかし過疎化・高齢化・担い手減少・担い手への作業の集中などにより、集落機能の弱体化、維持管理水準の低下を招き、地域農業の維持のみならず、災害の防止や水源の涵養など国土保全上の重要な役割、美しい景観の形成や伝統文化の継承などの多面的機能の維持が農家のみでは困難になってきています。
 県ではこのような状況を改善するために、「秋田県中山間地域土地改良施設等保全対策事業」を実施しており、平成16年度には「秋田県中山間ふるさと水と土フォーラム」や、「現地見学会」などを実施したり、「新・田舎人」による広報活動等も実施してきました。そして今年度、実際に農家を中心とする地域住民と、地域以外の住民が協力・協働して中山間地域の多面的機能の維持活動を実践しようと、今回のワークショップを開催しました。
 塚須沢地区でのこのワークショップの成果を活かしながら、また平成18年度以降も同様の取組を検討していきます。

また、今後も塚須沢のグランドカバープランツの生育状況はこのページでお伝えしていきます!

編集:秋田県農林水産部農山村振興課定住環境整備班

Copy right (C) 2005
Akita Prefecture Rural Development Division
All right reserved