平成17年度 第1回

 農業農村整備事業に係る生態系保全対策検討協議会

 生態系の保全に配慮した農業農村整備事業の推進を目的とした 「平成17年度 第1回 農業農村整備事業に係る生態系保全対策検討協議会」が平成17年7月27日、秋田市内のホテルで開催され、県の事業実施担当者、市町村、土地改良区ほか地元関係者など約70人が出席しました。
環境に対する県民の関心の高まりを受けて、平成11年度に「秋田県版レッドリスト」が公表されたのを契機に、農業農村整備事業実施区域内で絶滅危惧種などの希少種の生息が確認された場合は、希少種の適切な保全を図るため、「農業農村整備事業に係わる生態系保全検討協議会」において、保全対策を検討しています。
保全対象種は「秋田県版レッドリスト」の絶滅危惧種TA類に指定されている「イバラトミヨ雄物型」をはじめとした魚類、昆虫類です。


県内で農業農村整備事業に係る保全対策事業は本年度7地区で実施されています。
↑イバラトミヨ雄物型
●農業農村整備事業に係る保全対策事業実施地区
@ 真崎地区 (田沢湖町)
A 土崎・小荒川地区 (美郷町)
B 中仙南部地区 (大仙市)
C 大台野地区 (山本町)
D 堀板地区 (大仙市)
E 駒場北地区 (大仙市)
F 長楽寺地区 (大仙市)
協議会は平成11年より年2回開催し、小笠原専門委員(秋田大学名誉教授)をはじめ動植物、昆虫、環境の専門家である6名の専門委員、2名のアドバイザー組織されています。
●協議会専門委員
氏  名 所 属 ・ 職 名 摘 要
専門委員(委員長) 小笠原 ロ 秋田大学名誉教授 生物(鳥類)
専門委員 肥田  登 秋田大学教育文化学部教授 地下水
井上 正鉄 秋田大学教育文化学部教授 生物(植物)
神宮字 寛 秋田県立大学短期大学部助教授 農地計画
杉山 秀樹 秋田県水産振興センター内水面利用部長 生物(魚類)
佐藤 福男 秋田県農業試験場生産環境部長 生物(水生昆虫)
アドバイザー 泉  祐一 秋田県生活環境部自然保護課主幹 自然環境
部谷 正樹 秋田県教育庁生涯学習課文化財保護室学芸主事 文化財保護
会議では県の事業実施担当者からこれまでの取り組み内容、調査結果が報告されました。

専門委員からは、調査内容に関する質問や、整備方針等についてさまざまな意見、検討課題等が出されました。

今後も専門委員からの助言・指導を受け、生態系に配慮した工法を検討していきます。また採用した工法については、モニタリング調査を行い、その工法の効果を協議会で引き続き検討していきます。
↑中仙南部地区 保全水路 ↑駒場北地区 保全池
☆おわりに☆
 県では平成13年度から生態系保全対策工事による掛かり増し経費のうち農家負担分を県が土地改良区等に交付する「ほ場整備関連生態系保全連携事業」を実施しています。
編集
農林水産部 農地整備課 ほ場整備・農用地開発班