東京農大ビオトープ研究ブループが
現地研究会を開催しました。
〜 担い手「駒場北」地区 上野賞受賞関連 第2報 〜
保全水路の水生植物や保全工法などについて意見を交換しました。
 平成17年8月9、10日の2日間、東京農大ビオトープ研究グループ(代表:中川昭一郎教授)による現地研究会が秋田県仙北地域で開催されました。

 このグループは、農村における自然生態系の保全・復元について調査研究を続けている様々な分野の専門家からなるもので、現地研究会を平成4年度から毎年開催しています。

 今回は、本年度の農業土木学会上野賞を受賞した担い手育成基盤整備事業「駒場北」地区(大仙市太田町)をはじめとする、仙北地域における生態系保全の取組やビオトープ整備などの現場で視察・研究が行われました。

 特に「駒場北」地区については、生態系保全に配慮したほ場整備の先進地区として注目されており、意見交換会では各専門分野の立場から貴重な意見や熱心な助言・指導がありました。
    ●関連ページ
      県内でのイバラトミヨ保全活動
      上野賞受賞経緯『駒場北地区』
      上野賞 授賞式 『駒場北地区』
「御台所清水(美郷町六郷)」
秋田県立大神宮字助教授
(右から3人目でしゃがんでいる)と一行
「藤清水(美郷町六郷)」
水生昆虫を観察
「水源涵養保安林(美郷町六郷)」
土地改良区が管理している水源涵養保安林七滝山と、
そこから流れる七滝川(丸子川支流)の生態系を観察
「関田円形分水工(美郷町六郷)」
丸子川から取水した用水を配分する施設です。
「千屋小学校ビオトープ(美郷町千畑)」
ビオトープを泳ぐイバラトミヨを観察
「千屋小学校ビオトープ(美郷町千畑)」
北小屋ボランティア佐々木会長の説明
「駒場北地区保全池(大仙市太田町)」
イバラトミヨの住みかとして造成
「保全池を観察する一行」
写真右から立川教授、牧教授、桝田講師
「イバラトミヨの観察」
保全池で捕獲されたものを観察
「意見交換会(大仙市太田町)」
維持管理等の課題について意見を交換
「意見交換会の概要」
○維持管理や保護・保全活動の継続性が大切である。

○農業用水路の環境を判断するのに良い昆虫は「羽黒トンボ」である。ここでは「羽黒トンボ」が確認できることから、素晴らしい環境が存在していると思う。

○イバラトミヨだけでなく、貴重な水草を含めた生態系全体の対策を検討する必要がある。

○除草剤を使用すると、次に生えてくる植物の種類はほぼ決まってくる。

○価値観の違う住民一人一人の意見を調整することは大変である。

○「自然を見本」としてお金をかけない整備方法があるのではないだろうか。
制作・編集
農林水産部 農地整備課