「2005東北こどもサミットin仙台」
秋田県代表

「能代市立鶴形小学校」

事例発表
などを行いました。

「事例発表の後に行われたパネルディスカッション」


 平成17年10月1日(土) 仙台国際センター(仙台市)で「2005東北こどもサミットin仙台」が開催されました。

 これは、子どもの視点から「水土里(みどり)」を見つめてもらうことを目的として平成14年度と16年度にも開催されているもので、今回が第3回となります。

 今年のテーマは「未来へつなごう!水土里はみんなの宝物」で、これまで先人の努力によって築き上げられた「水土里」をみんなの宝物として未来へつないでいくにはどうしたらいいのかを、子どもたちからの発表も交えて一緒に考えました。

 秋田県からはモリアオガエルや地域の環境調査を10年以上にわたって続けている能代市立鶴形小学校の6年生が事例発表し、パネルディスカッションに参加しました。




「開会あいさつ」
 はじめに、平野 東北農政局長があいさつをして、農業・農村の持つ様々な機能について解説しました。
「アトラクション
 :水土里ンジャーショー」

 「水土里ンジャー」は地域の自然を守るヒーロー!田んぼや水路などのパトロールをして、自然を守るために日夜がんばっています。
 今日も、ゴミを捨てて水路や自然を汚す宿敵「ゴミゴミ団」をやっつけました。

勝利!!!


「アトラクション
 :紙芝居『水路のはたらき』」

 しぶき君としずくちゃんが、水の妖精「アクア」の魔法で小さくなって笹舟に乗り、水路の船下りに出かけました。
 そこで、水路には色々なはたらきがあること、そしてその水路を守り続けている人々がいることを学ぶことができました。




基調講演
 「こどもエコクラブ柴田おもしろ探検隊(宮城県)」代表で環境カウンセラーの京谷美智子さんが、「大学生ママが、田んぼで見たこと聞いたこと」と題して講演を行いました。

 農家のお手伝いやエコクラブ活動などで農業には「多面的機能」を呼ばれる様々な働きがあること、でも農村ではこうした機能が失われようとしていることなどを、分かりやすく教えていただきました。




事例発表

 能代市立鶴形小学校からは、これまでの観察や調査の結果が発表されました。

 モリアオガエルの産卵は年によって微妙に時期が異なるのですが、観察によって、まとまった雨が降った後に産卵が行われることを突き止めました。こうして今年6月、ついにモリアオガエルの産卵の瞬間に立ち会う事に成功したそうです。
 また、指標生物やCODによって地域の水質を調べています。
 地域の水質は予想していたより少し汚れていたそうですが、上流・中流・下流ともそれほど大きな差が無い事が分かりました。思ったよりも生活排水の影響は無いようです。

 むしろ、生物は集落のわきにあたる下流の方が豊富なことから、川や池などの自然環境と田んぼや私たちの生活などが共にあって、現在の環境が成り立っていることが分かったそうです。

※COD:「化学的酸素要求量」の事で、水質の指標として使用されています。
 


 青森県の田舎館小学校からは、「弥生水田再現体験学習」の内容が紹介されました。弥生時代の衣装「貫頭衣」を着て作業をしたり、弥生式土器作りにチャレンジしています。
 岩手県の松川小学校からは、「わたしたちの”たけくらべのうえん”」と題して、老人クラブのおじいさん・おばあさんたちから教わりながら米づくりやサツマイモ栽培を体験した様子が発表されました。
 宮城県の坂元小学校からは、「坂元の水と農業」と題し、地域の方達から指導を受けながら行っている体験学習について紹介がありました。3年生はりんご、4年生は川、5年生はため池、6年生は田んぼと、それぞれのテーマで地域の事を学んでいます。
 山形県の天童小学校からは、「わたしたちの蔵田物語」の内容が紹介されました。学校敷地内の田んぼを「蔵田(KURADEN)」と名付け、地域の人たちの協力を得ながら米を作りました。文化祭では、米の流通価格を調べて「蔵田」でできた米を販売したほか、活動を2幕7場構成の「わたしたちの蔵田物語」という劇形式で発表しました。
 福島県の渡辺小学校からは、「田んぼの学校」と題して米づくり体験や「田んぼの生き物調査」の様子が発表されました。「田んぼの運動会」も行い、どろんこになって遊んだそうです。




パネルディスカッション
 事例発表に続き、パネルディスカッションが行われ、自分たちの地域にある「水土里」をどうやって未来へつないでいくかを話し合いました。

 コーディネーターは、地域づくりのアドバイザーとして知られる、宮城大学の田村先生でした。

 パネリストは事例発表をした小学生たち。みんなちょっぴり緊張ぎみ?
 基調講演をされた京谷さんと、加美郡西部土地改良区理事長の加藤さんも、大人代表としてパネリストになりました。
 鶴形小学校では、地域の自然を守るためにクリーンアップを計画しているそうです。


 最後に、東北農政局の内山整備部長から、国では今、農家だけでなく地域の人たちも参加した農村資源の保全の方策を検討しているところだと紹介があり、閉会しました。







編集 : 秋田県 農林水産部 農地整備課 調整・企画班


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