土地改良事業は、足腰の強い農業を目指すため、また中山間地域が活性化するためなどに欠かせないものとして、秋田県のみならず全国各地で地域の実情に応じた整備をしております。
 これまでも環境との調和に配慮しつつ、ほ場の区画の拡大や水はけの良いほ場へ、また頭首工や用水路・排水路などの農業用排水施設の維持・更新などを通じて、農業の土台となる”生産基盤の整備”が、地域農業の発展に大きく貢献してきました。
 地域農業が安定するためには、農家や農家団体(生産組織など)が県や市町村、JA等と連携を図り、どのような作物を導入したらよいか、栽培技術を高度化するためには、産地確立のための有効手段は、そして明日の農業を担う後継者を確保するためには、今何が必要で、何をしなければならないか…などの問題をひとつずつ解決していかなければなりません。
 21世紀を向かえ、日本の農業を取り巻く状況は大きく変化しております。
 秋田県農業において、”ほ場整備”を考えた場合、事業を行った場合、生産コストが安くなることはもちろんのこと、生産組織や担い手の確保・育成、また畑作を取り入れて複合経営をすすめるためにも有効な手段であり、これまでも事業を実施した地区やその周辺地域を見ても、事業を行ったことにより農地の集積が大きくすすみ、また大規模な路地野菜団地や、大豆団地など様々な経営体が着実に育ってきております。
 今回紹介する事例は、ほ場整備を契機とし、新しい農業を展開している農家集団であり、創意工夫を凝らした生産対策や販売対策等に積極的に取り組み、他の地域の模範となるものとして、東北農政局主催の「土地改良事業地区営農推進優良事例表彰」にて東北農政局長賞を受賞しております。
 県ではこうした新しい時代を切り開く新しい芽を育て、その輪を広めていかなければならないと考えております。 

集落ぐるみの法人化により生産性の高い農業を 2002.12.4
    −秋田県大館市「立花ファーム」平成14年度東北農政局長賞受賞−
大規模ほ場での大豆生産の集団化          2003.3.25
   −秋田県大雄村「四津屋大豆生産組合」平成13年度東北農政局長賞受賞−
アパートハウス団地で元気のでる「芳恋草」を!   2003.3.25
   −秋田県平鹿町「平鹿ハウス団地組合」平成12年度東北農政局長賞受賞−


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 「アパートハウスで芳恋草を作った物語」、「集落ぐるみで法人化をした物語」、「大規模ほ場で大豆の集団化を図った物語」…。
 秋田県内でほ場整備を契機に新しい農業を展開している団体の取り組みを紹介したパンフレット『ほ場整備を契機とした三つの物語』です。
 平成15年1月に発行しました。このパンフレットをご希望の方は下記担当までご連絡下さい。 

(作成) 秋田県 農林水産部農地整備課 企画・調査班
TEL 018-860-1828 FAX 018-860-3863