種苗交換会デジカメトピックス@ 種苗交換会デジカメトピックスA



 第124回秋田県種苗交換会は、参観者数76万5千人に達し、主催者の目標60万人を大きく上回った。開幕以来最高の21万人を記録した11月4日(日)には、主会場の大館樹海ドームのバックスクリーン前で「米代川流域郷土芸能発表会」が開催された。米代川流域の伝統芸能は、9市町村10団体が出演、特設ステージの周りには大きな人垣ができ、子供たちの番楽や獅子踊りに大きな拍手が送られた。
 大館樹海ドームのメインストリートには、大館市のシンボル「秋田犬、ハチ公」の置物がお出迎え。この左手が主会場と協賛第1会場、右手が「米代川流域郷土芸能発表会」が開催された特設ステージ。
 秋田県無形民俗文化財、マタギの里に伝わる「根子番楽」・・・過疎の根子とは思えないほど、若い人や子供たちが熱演、勇壮な舞に歴史と伝統の重さを感じた。
 伝統芸能の中でも、一際観客を沸かせたのが水沢郷土民芸保存会の「農作業風景」。ほんの数十年前まで、当たり前だった乾田馬耕や人力による田植え、稲刈りなど、村総出の農作業や農村の懐かしい行事を、方言をまじえ、明るくコミカルに演出したユニークな作品。かつては、貧しく重労働だった米づくりの村だが、家族の絆、お互いに助け合って生きる心、水と土に生きる誇り、自然の恵みに感謝する心の大切さが素直に伝わり、「昔は、たとえ貧しくとも、心豊かな暮らしがあったんだ」と、満員の観客を感動させた演技は素晴らしいの一言だった。中には、当時を思い出し、思わず涙する人もいたほどだ。(上の写真は「嫁取り」、農作業風景は、冬の農作業に始まり、俵つみまで15のプログラムが演じられた。)
冬の農作業・・・モッコで堆肥を運び、田んぼ一面にまき散らす農作業。 ばごかげ・・・馬で田んぼを起こす。すなわち乾田馬耕の農作業。馬とそれを操る農夫の巧みな演技が絶妙、会場は笑いの渦に包まれた。
くろぬり・・・畦の漏水を防ぐために「平鍬」を持ち、泥状になった田んぼの土をすくい取って「くろぬり(畦塗り)」をする作業。 あらぐり・・・馬に馬鍬(まぐわ)を縦横方向に引かせ、土を軟らかくする作業。1回目は、さほど丁寧ではないので「あらぐり」と呼んだ。2回目が「しろかき」と呼ぶ。
ねことり・・・苗代で育てた苗を抜き取って、慣れた手つきで稲ワラで束ねる作業。 かたづけ・・・型枠を転がし、苗を植える位置を田んぼの地面につける男の作業。
田植え・・・田植えの主役はショトメ(早乙女)と呼ばれる女たちで、一番良い野良着を着て、賑やかに行う田植え作業。 いっぷく・・・仕事の間に、ひと休みして世間話に話がはずむ。田植え時の食事は、労働食というより、お祭りなどと同じ特別な日の晴れの料理が並んだ。特性のドブロクも登場。
鹿島まつり・・・田植えが終わると、五穀豊穣、家内安全を祈る祭りが行われる。 田の草とり、稲刈りに続いて「稲こぎ」・・・足踏み脱穀機で一把一把ていねいにモミを扱きおとす作業。
最後の「俵つみ」・・・60キロの俵を担ぎ、収穫の喜びにわく。 座長のあいさつ・・・保存会初の村外出演だったが、予想以上の反響に座長も感激、割れんばかりの拍手が沸き上がった。
主会場:農産物出品展示・・・来年のコメづくりに生かそうと、入賞した水稲を手に取り、熱心に見入る参観者は後を絶たなかった。 学校農園展・・・上の写真は、鹿角市花輪北小学校の「北っ子農園新聞」。総合学習に農園や田んぼの学校を取り入れる学校が確実に増えてきた。
 第2会場、JA女性部の「ふれあいレストラン」。゛きりたんぽ゛が飛ぶように売れていた。この向かいに設置された秋北ホテルの゛きりたんぽ゛も負けず劣らず大人気だった。 森林・林業展では、ツキノワグマの剥製も登場。「北秋田地方部林業後継者連絡協議会」と書いた木材と真っ赤なリンゴを抱いてPR。
 米の消費拡大コーナーでは、稲と米俵、懐かしい杭掛けの田園風景をバックに「あきたこまち」スタイルで記念撮影するユニークな企画。家族全員で「あきたこまち」・・・なかなかキマッテマス。

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