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清水と共に生きる

〜清水の町 「平鹿町浅舞地区」〜

 栗駒山の大地に染みた雪解け水は、皆瀬川が作った扇状地の先端で豊富な伏流水となって湧き出す。 秋田県平鹿町浅舞地区。地区のいたるところから清水が湧き出ている。清水は町の人々に、「お清水(しず)様」と呼ばれ、古くから愛されてきた。

 ここ平鹿町はもともと湧水の豊富な土地で、数m掘っただけでどこでも水が湧いてくるほどで、江戸時代の旅行家・管江真澄も「泉の里」とその著書で紹介している。

 清水は飲料水として利用されるだけでなく、夏冷たく冬暖かい水は炊事洗濯などの家事や農業用水としても古くから利用されており、また、町民の社交場、安らぎの場としてその恩恵は計り知れない。  また、平鹿町はあやめの里で知られ、6月下旬から7月頃が見頃。清らかな水に育まれた土壌に所狭しと咲くあやめはまさに圧巻。 遠い昔から町民と共に生きてきた清水。その歴史に思いを馳せ、涼を求めてのんびり清水を巡るのもまた一興ではないだろうか。
 
地図の青字部分をクリックすると、その清水の情報を見ることができます。

蛭野のお清水様 新平川の湧水群 大清水 藤根の清水 嘉平沼 杢兵衛沼 荒小屋沼 小勝田沼 舞鶴酒造 仲田屋の清水 白幡氏宅前の清水 浅舞酒造 琵琶沼 永蔵寺の清水 荒所のお清水様 犬っこ清水 菖蒲沼 蛭野のお清水様 新平川の湧水群 大清水 藤根の清水 嘉平沼 杢兵衛沼 荒小屋沼 嘉平沼
 かつてはどの清水も相当の湧水量だったが、河川改修や農業水路のコンクリート化により湧水量が減り、生活排水の流入によって水質が低下し、無くなった清水もある。
 人が住み、発展していく上で仕方のないことなのだろうか。
 平鹿町では、清水の荒廃を防ぐため、清水の清掃と下水道の整備等、清水の保全に務めている。

参考文献: 『平鹿町の湧水地』 日本一「泉の里」「名水の街」づくり推進協議会
『平鹿町史』 平鹿町
取材協力: 平鹿町教育委員会、平鹿町役場、平鹿町立図書館、浅舞酒造、舞鶴酒造
取材編集: 平鹿総合農林事務所土地改良課 ご意見・ご感想はこちらまでe-mail:jkudo@pref.akita.jp

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