平成15年2月12日、秋田県庁第二庁舎大会議室で、農林水産部主催による「秋田県農業の今後の農業技術と循環型農業の展開」をテーマとした講演会が開催された。
 現在、米政策が抜本的に見直されようとしている中で、本県の水田農業の基盤となる水田の着実な整備や、安心して営農ができる助成措置等が求められている。このため、農業関係者が一堂に会し、今後必要となる知見を深めるため、秋田県職員でもあった講師の方々をお迎えし、今後の秋田県の水田農業を考える講演会を開催した。 



主催者あいさつ
 品田農林水産部長

 食品の安全性や品質に対する消費者の関心の高まりを受け、安心・安全な食料生産が、秋田県農業の責務となっている。そのため、食品表示の適正化・特別栽培農産物の生産拡大・トレーサビリティシステム・マーケッテイング対応型農業を推進し、「あきたブランド」の確立に努める新しい計画を策定した。また、国の米政策改革大綱に対しても、関係機関とともに、全力で対応したいと考えている。
 本日は、研究開発に造詣が深く、広い視点から本県農業・農村を指導していただいているお二方のお話を聞き、本県農業の振興に積極果敢に取組んでいただくようお願いしたい。



甕 滋 氏
農林水産技術会議会長

※ 秋田県農政部次長
(昭和46〜48年度)

「これからの農業技術開発の展開方向」
1.食の安全・安心と研究開発
2.米政策改革と研究開発
3.地域の研究開発システム改革の考え方と推進方策
4.先端技術を活用した農林水産研究高度化事業
5.イネゲノム研究の今後の方向
6.バイオマス・ニッポン総合戦略



中道 宏 氏
(財)日本農業土木総合研究所理事長。

※ 秋田県農政部農業水利課長(昭和55〜57年度)

「循環社会は農業農村から」
1.「循環型社会」とは
2.日本で「循環」が成立するか
3.「火と機械の世紀」から「水と生命の世紀」へ
4.全ての水田で活発で健全な農業が営まれることが第一歩
5.「水土の知」の新たな定礎



熱心に聞き入る聴衆と報道陣。