ふるさとって何だろう
〜東北こどもサミット〜
 平成15年2月22日、仙台サンプラザにおいて、「ふるさとって何だろう」をテーマに東北こどもサミットが開催された。


あいさつ 及び 基調講演

 このシンポジウムは第2回目であり、第1回は京都で行われた。今回は「子供中心」のシンポジウム。

 開会に先立ち、東北農政局、林局長が主催者を代表してあいさつ。

 来賓として、農林水産省農村振興局、太田局長があいさつ。


 エッセイスト、澤口たまみさんが、「虫のつぶやき聞こえたよ」と題して、基調講演。
◆自らの幼少期からの虫との係わりを通じて、「田園環境での経験が、子供たちの心に与える影響の大きさは、計り知れない。ふれあいの場が、もっと増えていけばよいと思う。」と述べた。

事  例  発  表

 東北文化学園大学、科学技術学部、環境計画工学科の増田先生をコーディネーターに東北6県の小学生による事例発表が行われた。


「田んぼとホタル応援隊」 青森県青森市立 栄山小学校

木立和也さん  須藤絵里さん

 学校がある「細越館」地区では、三内丸山遺跡と同じ頃の土器や遺跡が見つかり、また、土の中から奈良時代の焼けたお米も見つかっている。
 田んぼや畑、ホタルの飼育活動をしながら、先祖の思いを受け継ぎたいと思っている。

「お米から学ぼう」 岩手県花巻市立 若葉小学校 

阿部茉奈美さん  佐々木崚さん

 「お米から学ぼう」という内容で農業体験学習に取組んだ。どんな植え方をすれば、たくさんのお米が取れるか疑問に思い、調査した。その他、「土地の役割」、「田んぼと環境」などについて学習した。

「サイカチ沼クリーンウォーキング」 宮城県仙台市立 栗生小学校

一宮広人さん  福地香里さん

「誰でも安心して暮らせる地域づくり」を目指して、平成12年度から毎年、サイカチ沼の環境保全活動を行っている。

「しずからドリームトープへ」 秋田県千畑町立 千屋小学校

皆川奏絵さん  皆川将太さん
 平成13〜14年度、学校のビオトープづくりを行った。

 平成13年11月12日に250匹のイバラトミヨを放流し、1年後の平成14年11月28日に捕獲調査した結果、479匹に増えていた。
 イバラトミヨの他、沼エビ、ミズカマキリ、アブラハヤ、フナ、カエルも生息していた。

 地元の方々にも水管理や清掃を手伝ってもらったり、子供たちも成長を観察した。
 やがてはゲンジボタルの里にもしたいと考えている。

「メダカSOS救出作戦」 山形県余目町立 第1小学校

阿部菜穂さん  小嶋隆宏さん

 学区内の200haでほ場整備事業が行われることになり、メダカを救うために「何かできることはないか」という問題意識が、5年生の子供たちの中に持ち上がった。メダカの救出と移動を自分たちの手で行うことを決め、大人の協力を幅広く呼びかけた。PTA・水土里ネット・町・県が集まりメダカ交流会が開催され、生態系に配慮した水路づくりや保護池が作られることとなり、メダカ救出作戦が行われた。また、先輩たちの思いを引き継ごうと「かんきょう委員会」が生まれ、保護活動は小学校全体に広がった。

「古代米に挑戦!」

若松和枝さん  田子拓哉さん

 老人会の方々に手伝ってもらい、昔の衣装や、やり方(農耕馬を使ったり)で田植えをした。石包丁や土器など、稲刈りや収穫祭の時に使う道具も、自分たちで作ってみた。モミの重さを調べたり、普通の米とどう違うのか調べたり観察したりした。

意見交換 及び 質疑応答

<澤口>
◆この町に、こんな虫がいて良かった。→この町に住んでいて良かった。
◆ちょっと遊べる田んぼがあればいいなと思う。
<太田>
◆美しい農村を作ろうという運動をしている。
◆いろいろな人が「農」と関われるようにしたい。

【質問】ゲンジボタルは、どういうところに放流すればいいですか。
【回答】カワニナがいるところと、ホタルがいるところです。

ミニコンサート

合唱 宮城県仙台市立、南材木町小学校 (明治6年開校)
     NHK全国学校音楽コンクール、金賞等入賞8回
     平成14年NHK全国学校音楽コンクール、全国大会出場

金管バンド 宮城県富谷町立、成田東小学校 (平成10年開校)
平成14年度マーチングバンド・バトントワリング東北大会、優秀賞