平成14年度

第2回あきた田園空間博物館整備地方委員会

 平成15年3月3日秋田市において、秋田県土地改良事業団体連合会主催の上記委員会が開催された。
 委員長である真勢徹秋田県立大学短期大学部教授のあいさつ後、東京ヤマハホールで開催された「第1回田園空間博物館シンポジウム」の状況報告や、各地区の活動報告があった。


【第1回田園空間博物館シンポジウムの報告】
 平成15年1月24日、「歴史に学び未来に伝える豊かな田園空間の創造」をテーマとして、東京ヤマハホールにおいてこのシンポジウムが開催された。全国の田園空間整備事業担当者および関係者が集まり、各地区の活動報告が行われた。

 本県の鳥海山麓地区などが紹介されているビデオを、全国美土里ネットから借り受けて、放映。

「美しき水の郷あきた」のホームページも紹介されていた。
 事務局の報告後、同シンポジウムに唯一首長で参加した矢島町長が、シンポジウムの感想などを述べた。

◆地区それぞれに特徴があったが、宮城県山元亘理地区の「他から人を呼ぶ前に、地元の良さを探す。」という考え方が印象的だった。
◆田園空間整備事業ができる前であったが、「自然博物館構想による町づくり」を公約とし、町の発展計画の上に位置づけた。
◆この事業の実施に当たっては、通常の公共事業と異なり、ハードを作ることを目的としないで、スタートした。
【事務局報告、及び、村づくり支援事業の説明】



◆「白神郷地区」の計画変更について、事務局の農山村振興課が説明。

◆平成15年度新規事業「むらづくり支援事業」について説明。
【各地区の活動報告】

司会を那須副委員長に代わり、各地区の活動報告が行われた。

大内町:富士盛主査が、亀田藩地区の活動報告をした。

二ツ井町:安井係長が、白神郷地区の活動報告をした。

矢島町:菅原参事が、鳥海山麓地区の活動報告をした。
【意見交換】

堀地域委員(大内町)
◆真勢委員長
 どこの地区においても、次の課題がある。組織作りをどうするか。経費をどうするか(財政)。地域の人々の参加情報発信。行政主導でも地域主導でも、どちらでも良いと思う。
 今日の結論は、「かいより始めよ」で、「後世に伝えることを見つける」ということだった。

◆富樫委員
 情報発信については、情報の蓄積が大切だと思う。事業の経過を残していくことが必要である。

◆藤井委員
 ワークショップなど立ち上げるのは楽しい。どうやって続けていくかが課題である。各地区にドラマがあるはずで、記録して残してほしい。
 また、あまり補助に頼って、立ち上げると後が大変になる。

◆宍戸委員
 町でワークショップを開いて、町のイベントの中に組み込ませることはよいが、事業が埋没してしまう恐れがある。コア施設さえも何だったのか、分からなくなってしまう恐れがある。残していく手だてが必要である。しかし、日常接しているものは、規制をかけることも困難であり、保存は難しい。

◆田口委員
 10年後くらいの退職者が多く出る頃には、田空が心のよりどころになると思う。

◆矢島町
 行政は主体とならず、バスを出したりとか、雪祭りではダンプで雪を運搬するなど、「お手伝い」をして、地域活動を支援している。

富樫常任委員(左)     宍戸常任委員(右)