〜 学校教育との連携を目指して 〜

 平成16年1月26日(月)に湯沢市グランドホテルにおいて、秋田県雄勝地域振興局及び秋田県教育庁南教育事務所雄勝出張所主催、雄勝地方土地改良協会の共催により、「水土里をはぐくむフォーラム」が開催されました。
 当日は、雄勝管内の小学校や教育委員会等から約90名が出席しました。
 このフォーラムは、水土里の体験を通して子供たちが豊かな心をはぐくむ一助とするため、日本人がどうやって土地を拓き、自然と闘い、大地とともに生きてきたか、農業・農村は食糧生産の他にどのような働きを持っているのか、農地や水路がどのような人々によって守られているのかといった観点から、将来を担う子供たちに水土里の大切さを伝えるという趣旨のもとに、講演、活動報告、パネルディスカッションが行われ活発な意見が交わされました。


   主催者である雄勝地域振興局を代表して
   保坂部長が挨拶。


   主催者の県教育庁南教育事務所雄勝出張所 
    石橋所長の挨拶

  心豊かな子供たちを育てるために」と題し、秋田県農林水産部農地整備課葭井上席主幹による基調講演。
  水土里は農業・農村の原点であるとともに、水土里がわかる心豊かな子供たちを育てるために、学校教育と
  の連携を深めていきたい。


平成15年度実施内容
 〜@子どもたちへの授業内容について〜
 ・農業・農村について学習
 ・
 「ポイント」
 
◇農業とはなんだ。
   
☆「衣」「食」「住」からの「食料」
 
◇農業の歴史「お米(稲作)を中心として」
   
☆イネのふるさと、起源☆イネの伝播☆田んぼの誕生
   ☆鉄の伝来、開田の始まり☆村の発達☆水路やため池☆条理制
    ☆二毛作、牛馬耕☆新田開発☆明治の開拓、北海道
   
☆農地改革、新時代の農地の整備等
  ◇農業・農村の果たしている役割
   ☆国土をまもる。快適な空間を保つ。子どもたちの豊かな心を育
     てる。

   
 ☆稲作から生まれた年中行事
 平成15年度実施内容について、雄勝地域振興局農村整備課三浦課長が説明。


 平成15年8月29日に、「このゆびと〜まれ」と題し、雄勝町小野小学校を対象とした活動を報告する雄勝町農林課 菅主任
 平成15年9月12日に、「21世紀のくにづくり」と題し、湯沢市山田小学校を対象にした活動を報告する雄勝郡山田五ヶ村堰土地改良区 斉藤課長
 平成15年9月16日に、「水土里をゲット」湯沢市岩崎小学校を対象にした活動を報告する湯沢市岩崎弁天土地改良区 松倉事務長
 平成15年10月30日に、「どろんこ学校2」と題し、稲川町川連小学校を対象にした活動を報告する稲川土地改良区 阿部施設管理課長
 平成15年10月31日に「水の探検隊」と題し湯沢市湯沢西小学校、平成15年11月19日に「水の探検隊Part2」と題し湯沢市須川小学校を対象にした活動を報告する湯沢市中央土地改良区 高橋工務課長

 活動報告に続き、活動実施小学校による討論会が行われました。
 ○フォーラムでの意見交換要旨
   ◇成果について
     ・学校の授業だけでは得ることのできないことや、様々な方と触れ合うことができ、子供たちは新しい
      発見ができた。
     ・子供たちは自分たちから自分たちが住んでいる地域に対して今何かをしなければならないと考え始
      めた。
     ・子供たちは体験したり自分の足で歩く経験がない。授業を受けて先人の強い願いを感じてくれたと
      思う。

  
   ◇今後の課題について
     ・一回だけでなくグループ毎など年に数回お願いしたい。
     ・授業と現地見学を同日に行わず、一週間程おいてから現地見学を行えば、子供たちにもっと理解さ
      せることができる。
     ・学校の年間指導計画との調整を図るため、早い時期での打ち合わせが必要。

     
   ◇まとめ
    ・保護者も含めた地域の自然や環境に関心があり、それらを学ばなければならない、学ばせたいと思う
     人が多くいる。
    ・教育との連携の定着を図るため、今後2カ年はフォーラムを開催したい

 フォーラム参加にお礼を述べる共催者の雄勝地方土地改良協会高畑会長

取材・編集 秋田県雄勝地域振興局 農林部 農村整備課