農家民宿・農業体験MENU


Farmhouse tourist home "Kisetunosato"

 「秋田富士と言われる鳥海山を見ながら通学した道。夕焼けに染まる鳥海山、残雪と新緑、田植えが終わったばかりの田んぼに映える鳥海山。鳥海山を見ながらの農作業。今日は鳥海山が見えないから昼から雨になるとか。子供の頃から何気なく見ていた鳥海山。でもいつも、この風景が忘れられず、残したい、みんなに見てもらいたい。・・・・・」

 これは、「季節の郷」オーナーである古谷恭子さんが、農家民宿開業にあたって自分の思いを綴った文章の一節である。遠くに鳥海山を眺めながら美しい田園風景の中でのんびりした時間を過ごしてもらいたい。たまには子供達に農作業の楽しさにふれてもらいたい。このような素朴な願い、背伸びをしない自然体な思いが、古谷さんの農家民宿経営のベースにある。

 県内でも市にある農家民宿はここが初めてであろう。都会の人々だけではなく、同じ市に住む身近な人達にも農村のゆったりとした時空の流れを気軽に味わってほしいと言う思いもある。また、田植え、稲刈りはもちろんのこと、野菜の収穫、秋田の伝統的漬け物である「いぶりがっこ」づくり、わら工芸やドライフラワーのリースづくりなどの体験メニューも充実している。特に、夏期のスイカやトウモロコシは直売所を開設するほど本格的な栽培に取り組んでおり、とれたての美味しさが味わえる。

 連 絡 先    : 秋田県大曲市角間川町字旭森16   TEL 0187-86-5515
                                    FAX 0187-86-5516
 アクセス    : 秋田自動車道大曲I.Cから車で約10分
            JR秋田新幹線大曲駅から車で約20分
 定員・部屋数 : 9名(3室)、他に研修室2室有り
 料 金       : 1泊2食付 大人 6,000円 〜 、小学生以下 5,000円 〜
            農業等体験料 1,000円 〜 2,000円 

高速道路大曲インターから車で10分ほどの田園風景のなかに、農家民宿「季節の郷」はたたずんでいる。建物は存在感がある。 「季節の郷」オーナーの古谷恭子さん。後ろの看板は、古谷さんの父親から開業祝いにプレゼントされたもの。
入り口のアプローチから広々とした玄関は、車椅子に対応したバリアフリー設計。また2階の宿泊部屋は、壁材を厚くするなどプライバシーにも配慮している。 玄関先など至る所に、かわいらしい手づくりのわら細工や季節ごとのタペストリーが飾られている。
1階にある二間続きの研修室。大きな掃き出しの窓から見える田園風景は、まるで、田んぼの中にいるような雰囲気を与えてくれる。青々とした早苗から秋の黄金色の稲穂、白一色の厳寒の季節まで、のんびりとした時を過ごす贅沢な空間である。そして、四季を通し遠くには鳥海山がくっきりと見える。
昔ながらの農家を思い起こさせる重厚なはりがめぐらされたリビングの吹き抜け。自然のやさしい光をふんだんに取り入れるとともに、昔の農具をライトに改良しやわらかな夜の光も演出している。
民宿の至る所にに飾られているリースは全て手づくり。 大曲・仙北地方が名産の「いぶりがっこ」は、古谷さんが数年前から趣味で始めたもの。近所にお裾分けしていたものが好評で近年本格化した。小さなドライフラワーを添えているところがかわいらしい。
リビングの片隅にある囲炉裏。座っているだけでゆったりとした気分になる。 囲炉裏の上には、手づくりのわら細工とさかなの人形。ところどころにあるこのような手作りの演出が暖かい気分にさせてくれる。
オーナーの古谷さんはこれまでに国内外を問わず数多くのグリーンツーリズムの研修に参加している。このリビングの大きなテーブルで古谷さんとグリーンツーリズムについて語るのもいいのでは。 山で調達したリース用のあけびのつるや自家製のドライフラワーが数多くある。なかにはめずらしいヒマワリのドライフラワーも。
古谷さんの父親が講師を務める、わら細工づくりの講習会。自分で作ったわらじを手に、参加者も満足げである。
数年前、自給自足の素材を用い趣味で始めたドライフラワーやリースづくりも、いまでは講師を務めるほどに。古谷さんの趣味から始めた感覚での教え方が体験者にはわかりやすいと好評である。「自作のリースが完成した時の楽しそうな顔を見たときが一番うれしい」と古谷さんは言う。

取材・編集:仙北総合農林事務所土地改良課

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