食文化MENU



 神仏に感謝し、豊作を祈願する年中行事や農事の節目、人の一生で特に重視される冠婚葬祭などの晴れの日に伴う行事食は、普段の食べ物と違って特別な料理が作られた。その多くは、米を主体としたもので、餅、赤飯、巻きずしなどのほか、煮しめ、豆料理などが主であった。単調な農山村の生活に潤いを与えてきた晴れの日の巻き料理は、秋田の伝統食として、いつまでも残しておきたいものの一つである。

かまぶく(巻きもの)…米の粉で作った粉巻きかまぼこのこと。祝儀、不祝儀などの口取りの一品として必ず膳に盛られた料理。今では、祭りや運動会などの行事があると作られる馴染み深い料理である。 外側の部分にも色づけしてから、片栗粉をまぶして横に伸ばし、スダレでカマボコ型に形を整える。
残った半分も色を変えて同じように巻き、冷めてから糸で好みの厚さに切る。 いり粉かまぶくの作り方@もち米いり粉、砂糖、塩少々を入れ、熱湯を加えながらヘラでよく混ぜ合わせる。
Aさらに粉の水分に合わせて熱湯を加減しながら加え、耳たぶくらいの軟らかさにしっかりとこねる。 BC皮になる方にコハゼの砂糖煮の汁を入れ、こねて赤紫に色づけする。D縦長に平らにのばす。
EF色づけ餅に白餅を重ね、片栗粉をまぶして手前からクルクルと巻く。 G横に細長くのばし、スダレで押し型をつけかまぼこ型に形を整える。
G好みの厚さに切る。 いり粉かまぶく
麦巻き…小麦粉にタマゴを混ぜて巻くことから、麦巻きと呼ばれるたまご料理。 巻きずし…かまぶくと同じく、祝儀、不祝儀をはじめ様々な行事に用いられる料理。色々な花模様があり、美食秋田の芸術品の一つ。
豆腐かまぼこ…豆腐巻きとも呼ばれる。主に仙北・平鹿地方で冠婚葬祭などの人寄せ行事に本膳料理の口取りとして作られてきたもの。

 食文化MENU