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ふかしたもち米を、突き臼でついて作る白い餅は、昔も今も一番の晴れ食であり、最高のご馳走だ。 |
切り餅…つきあげた餅を平たくしたのし餅を、四角に切ったのが切り餅できな粉やアンを付けて食べるほか、雑煮にしたり、よもぎ、小豆、黒豆などを入れて混ぜ餅として食べる。 |
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干し餅…切り餅をワラで編み、水にひたしてから屋外に吊るして凍らせ、乾燥させた干し餅は、米を使った日常の保存食として、昔から春の田植え時の間食や子供のおやつとして大変喜ばれた。素朴で郷土色豊かな自然食品として、次の世代に伝えていきたい食べ物である。 |
しとぎ餅…しとぎは、神前にお供えするタマゴ形の餅のことを言う。水で軟らかくしたうるち米を粉たたき用の臼でついて粉にし、それを水でこねて、丸めただけの、言わば餅の原型と言ってもよいものである。 |
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三杯餅…小豆こしあん、餅米粉、うるち米粉の3種類の材料を等分量に混ぜ合わせてつくるので、この名が付いたと言われる。学校行事、村祭りの重箱用や来客用など一年を通して供される独特の餅。 |
すまし餅 |
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ごまもち |
いがもち…小豆あんを入れて包んだ皮の上に、赤、黄、緑などで素朴な色づけをした「いがもち」は、お葬式の時、亡くなった人の家に持っていく。各自がそれぞれ30個ずつ持ち寄る習わしになっている。 |
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しんこ餅とよもぎ餅 |
大福餅(草餅) |
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三色だんご…昔はもち米が十分な収穫がなかったため、うるち米を代用した「しとね餅」を多く作った。 |