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 夏の風物詩と言われる「じゅんさい」は、淡白な味とツルンとした舌触りが珍重されている。昔から沼に自生していたが、今では転作水田を利用した沼で収穫されることが多くなった。秋田では、沼と水が豊富な山本町が生産量日本一を誇る。

じゅんさいの歴史は古く、別名「ぬなわ」と呼ばれ、古くは、万葉集でも歌われており、西暦600年代には既に食べられていたと言われる。小さな浮船を竿一本で操り、ひとつひとつ丁寧に手で収穫する。 ゼリー状の透明な粘膜に覆われているじゅんさい。独特のヌメリとツルツルした喉ごしは、初夏の味覚として親しまれている。
生じゅんさい…中国医学では古くから、じゅんさいの薬効が認められている。抗ガン作用や解熱、解毒、胃弱を治す、腫れを消すなどの効果があると言われている。じゅんさいは、天然の健康食品である。 三杯酢…おろした生姜とゴマを添えて、合わせ酢がすっきりした風味を引き立てる。
涼味じゅんさい・素麺風…冷やしたじゅんさいをたっぷり用意し、う玉をアクセントに盛り付ける。木口ネギと本ワサビがポイント。ざるそば用の市販のツユでも美味しく食べられる。 わさび醤油…本ワサビを使い、だし割醤油は鰹だしで。仕上げはすだちを絞って食べると風味が増す。
汁の実…じゅんさいをパッと放すだけで、独特の風味が味わえる。鶏肉や白身の魚が合う。 鳥鍋…鶏肉、ネギ、白たき、豆腐、ゴボウなどの鳥鍋の上がりにゆるく卵でとじてから、じゅんさいを入れてできあがり。
天ぷら…じゅんさいは水分をよく切ってから天ぷら粉をまぶす。天ツユはポン酢を主体に、もみじオロシや生姜などで食べる。 ネギと生姜で工夫した盛り付け。市販の麺つゆで美味しくいただく。
じゅんさい加工品…袋詰とビン詰がある。このほかに生じゅんさいもあるが、賞味期限は1週間が限度である。 山本町特産・じゅんさい入りだまこもちセット…郷土料理「だまこもち」にじゅさいをプラスした新商品。

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