平成13年6月23日、仙北郡西木村で「田んぼの学校」が開催された。この活動は中山間ふるさと水と土保全基金事業により行われたもので、村内の小学1,2年生約70名が西木村下桧木内にある休耕田において、「ドジョウや魚のつかみどり」「どろんこ綱引き」「コスモスの種まき」などを体験した。企画した西木村では、この活動を、「農業農村の有する多面的機能を利用して、環境に対する豊かな感性と見識を持つ子供を育てるため、農村での自然環境の重要な要素となっている「田んぼ」でどろんこになって遊び、そこにある自然と生活にふれる場として活用する環境教育」と位置づけている。


 今では、農村部でも子供達が田んぼや水路でどろんこになって遊ぶ光景はめずらしいものとなった。この活動が、未来の地球環境を守っていく担い手達を育てる貴重な体験となったことは間違いない。

 この日ばかりは、誰にも遠慮することなくどろんこになれる。泥に足をとられながらもドジョウやフナを必死に捕まえる。農村の子供達にもこのような経験は年々減ってきている。
いつもの綱引きとはちょっと勝手がちがう。
はじめは足をとられていた子供達も、すぐにコツをつかんで熱戦を繰り広げる。
なぜか周りで見ている親達にも力がはいる。
都会では決して味わうことのできない元祖シャワー。
お父さん達も大忙し。
近くの農村公園で父兄といっしょに、おいしそうに昼食を食べる児童達。どろんこ遊びの後のおにぎりの味はまた格別。
休耕田に一生懸命にコスモスの種をまく児童。
「種をまいて作物や花を育てる」このような単純な経験が日常では少なくなってきている。
「きれいに咲くといいなー」

田んぼいっぱいに、こんなにきれいに咲きました。
このコスモス畑を見て児童達は大満足のことだったでしょう。

2001年田んぼの学校シンポジューム・・・「田んぼへの回帰」

 2001年9月26日、東京大学弥生講堂一条ホールで開催された田んぼの学校のテーマは「田んぼへの回帰」。そのパンフレットには次のように記されている。

 「・・・自然と触れ合う機会が少なくなってしまった子どもたちが、「田んぼの学校」では泥んこになって目をキラキラ輝かせています。

 その一方で、定年を迎えた方が農業を始めたり、「田んぼの学校」に参加する子どもたちに付き添ってきた大人たちが、とても楽しそうに生き物を探したり・・・。

 小さい頃に田んぼで遊んだ人も、そうでない人も、「田んぼ」への関わりを深めてきているのは何故だろう、という思いから、今回のテーマを「田んぼへの回帰」としました。

 田舎に「ふるさと」がある人も、都会が「ふるさと」という人も、「ホッとできる場所−心のふるさと」を求めているのかもしれません。」
LINK         
        田んぼの学校ホームページ((社)農村環境整備センター) 
ふるさと水と土保全事業(秋田県農地整備課)

取材編集:仙北総合農林事務所土地改良課


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