2018年3月17日 更新


秋田県埋蔵文化財センター運営協議会は、発掘調査以外の業務における埋蔵文化財センターの運営等についての提言を得る機関として、設置されました。
10名の委員により構成され、埋蔵文化財センターの新しい在り方等について話し合われます。
1 名 称 秋田県埋蔵文化財センター運営協議会
2 所管部課名 秋田県埋蔵文化財センター
3 設置日 平成13年11月1日
4 設置目的 秋田県埋蔵文化財センターの適正な運営と効果的な事業の推進を図るための助言を得ること。
5 委員構成 委員は10名以内で組織し、委員長及び副委員長各1名を置く。
6 委員任期 委員の任期は2年とする。ただし再委嘱できるものとする。
7 協議会の開催 協議会は所長が召集し、原則として1年に2回開催する。


 平成29年度 第2回運営協議会

開催期日 平成30年2月8日(木)14:00〜16:00
内 容
1 所長あいさつ
  •  本日の会議では、先ず、今年度の実施事業について御報告申し上げるので、それらについて、よかった点、改善すべき点など忌憚なく御意見を頂戴したい。後半では、平成30年度の事業計画について御説明申し上げるとともに、第1回の会議で皆様方から頂いた御提言について、それらを参考にしたその後の対応事項なども御報告したいと思う。来年度に向けてそれぞれのお立場から、前回同様幅広い御意見を頂戴したいので、限られた時間ではあるが、よろしくお願い申し上げる。
  

2 委員長あいさつ

  •  最近新聞に、日本遺産として秋田県から4件が申請されるという記事が載っていたが、その中に東北の北の城柵である秋田城跡、払田柵跡も含まれるとあり、大変ありがたいことだと思った。
    文化庁のホームページには、今後100件程度の日本遺産を選定したいとあり、日本百名山や百名城、滝百選などのように、文化財や文化遺産が活用されるのはよいことだと思う。その最先端がここにある埋蔵文化財センターであり、各県それぞれの地域で同じように一生懸命行っているわけだが、その中で私たちも微々たる力ではあるが、少しでも後押しができればと思う。本日はよろしくお願いしたい。

3 協議 

(1)平成29年度事業報告について
 @平成29年度事業報告(調査関係)
   平成29年度県内発掘調査遺跡一覧表 堤沢山遺跡 手の上遺跡
 A平成29年度事業報告(活用普及関係)
   遺跡見学会 セカンド・スクール的利用 企画展 講演会
    あきた埋文考古学セミナー  あきた埋文出張展示
   古代発見!バスツアー 共催・機関連携による普及事業
   所蔵資料・古代体験キット・ビデオの貸し出し実績 センターの開放と展示
(2)平成30年度事業計画(案)について
 @平成30年度事業計画(調査関係)
 A平成30年度秋田県埋蔵文化財センター活用事業(案)
 

4 委員からの主な提言

  •  文化財の利活用について、一か所ではなく、いろいろなところを周遊するやり方がよいのではないか。来年度、大仙市では県との共同プログラムである「花火資料館」の開館を予定している。昨年、仙北市では「田沢湖クニマスの未来館」がオープンした。そういうところとも連携し、ここに来ればおもしろいものがある、おもしろい体験ができると思われるような取り組みやその広報を考えてほしい。仙北地域振興局としては、あきた埋文について、観光素材の一つとして活用できるような紹介をしたいと思う。
  •  展示を見せていただき、大変すばらしいと感じた。課題は周知や広報だと思う。考古学や遺跡についての知識や興味は人それぞれなので、大いにある人、少しある人、全くない人というふうに、ターゲットを絞って広報した方が効果的だと思う。また、展示を見たり、資料を読んだりするだけでなく、自分たちで考えたり、組み合わせたり、体験したりする活動があった方が、より子どもたちの興味を引くのではないかと思う。
  •  前回提案(第1回の運営協議会)したことについてすぐ対応してもらい、ありがたく思う。セカンドスクール的利用のPRについては、来年度の案内がすでに各学校に届いているので、小中学校の社会科研究会でも引き続き周知して、来年度の計画に生かせるよう働きかけていきたい。
  •  出前授業の時間だけでなく、その前後の期間にもキットなどの貸し出しをすれば、事前・事後の学習や他の学年へのPRなどに有効利用できるのではないかと思う。社会科研究会での広報は、時期的には冬の研修会の方が、次年度の計画に反映され易いのでそうしてもらうか、忙しければパンフレットなどを頂いてこちらで配ることもできる。学校に配布されるパンフレット類は、個々の教員の目にふれない場合もあるので、今後も研修会での広報をお願いしたい。
  •  (仮称)県立歴史館構想については二つの意義があると思う。一つは払田柵跡は漆紙文書や木簡が出土するなど学術的に非常に貴重な遺跡であり、払田柵跡について学習するためには、それなりの施設が必要だということである。他の都道府県には、学術的に価値の高い遺跡を学習するために公立の歴史館等があるが、秋田にはない。多くの人に払田柵跡について理解してもらうためにも、遺跡の景観が分かるこの場所に歴史館が必要である。もう一つは、アクセスの良さを生かした観光資源としての価値である。史跡としては、新幹線の駅から比較的近く、近隣地域には他の文化財や夏・冬の伝統行事も多い。そういうところに歴史を学べる施設があれば、多くの人が、場合によっては海外からも訪れる可能性が高い。歴史遺産を核にした地域活性化の拠点づくりのためにも、県と市町村が共同ですすめることを期待する。
  •  小中学校の「柵の案内人ほたるの会」による払田柵跡のガイドの利用は年々減っている。セカンドスクールで訪れ、埋蔵文化財センターと併せて見学するのだが、ここまで来るバスの手配が難しいとのことである。そういう意味では、これからのセカンドスクールは出前授業の充実が望ましいと言える。今年度の講演会は、テーマにもよると思うが大勢の参加者があり、大変よかった。来年度は払田柵跡についての講演があるそうだが、多くの参加を期待している。
  •  毎年委員の意見を取り入れて改善していく点は、スピード感もあって大変よい。展示について、説明が展示ケースの中に掲示されており、子どもたちには見にくい。手元で見られる簡単な子ども向けの解説等を用意するなど、見やすい工夫をお願いしたい。展示物にあまり詳しくない大人にとっても見やすい解説になると思う。
  •  セカンドスクール・出前授業をはじめ、様々な充実した事業をありがたく思う。あきた埋文の存在や色々なプログラムについて教職員にPRする手立てを、学校としても考えたい。6年生の歴史学習だけでなく、他の学年でもふるさとや地域の学習とどう結びつけていくか、ねらいや目的と整合性を取りながら計画の立て方を話し合いたい。本物に触れたり、自分の生活と結びつけて展示などを見ることができるということは大変大事なことなので、埋文を活用して学習した内容を学校報や学年報で家庭にも伝えていきたい。そうすることにより、保護者や家族へのPRにもつながるのではないかと思う。
  •  事業の広報を行う場合、TVを利用すると大きな効果があるので、ぜひ検討してほしい。あきた埋文は建物が地味で目立たないので、道路沿いにもっと多くの“のぼり”を立てたり、看板を設置したりするとよいのではないか。払田柵跡は有名なので、そちらを利用してアピールできると思う。また、地域のイベントとの共催として、今年度復活した仙北地域の観桜会や大曲の花火大会、彩夏せんぼく(夏祭り)などが考えられる。そういう催しの参加者にPRして、こちらへも足を運んでもらえるようにしてほしい。払田には柵親会という地元の団体があり、いろいろなイベントを行っている。いっしょになって、何か古代に関する体験のようなものができないかと思う。
  •  今年度、大仙市の教員の初任者研修会にセンターを活用させてもらい、ありがたく思う。地域のことを知って、それを授業に生かすなど大変勉強になった。また、本日の資料を見せていただき、職員の意欲的な姿勢が活動を充実させていると感じた。楽しくして行こう、古代と現代をつなげようという工夫が利用者の増加にもつながっているのではないか。学校への出張展示や埋蔵文化財と音楽のコラボなど新しい取り組みも楽しみである。大仙市では、地域活性化に寄与できる子どもの育成を掲げ、「大仙ふるさと博士育成事業」を行っいる。その中で埋蔵文化財センターもアピールされており、ここを訪れる子どももいる。夏休み・冬休みには特集を組んでいるので、キャリア教育との連携という意味でも利用できるのではないか。また、「ふるさと探検マップ」も作成中で、センターも載っている。情報発信の機会として活用してほしい。
  •  久保田城跡は市指定の史跡で、千秋公園になっている。非常に目立つ場所なので、今後の発掘調査には多くの見学者が来ると思う。そこで、この機会を利用してあきた埋文をPRするため、いつでも見学できるコーナーを発掘現場に設けてほしい。一般の方に見てもらうということが、活用・普及にもつながるのではないかと思う。

5 所長あいさつ 

  •  本日は天候に恵まれ、この時期として幸いであった。お忙しい中、貴重な御意見、御提言を沢山いただき、ありがたく思う。学校や教育あるいは地域に関わるそれぞれのお立場から、非常にレベルの高いお話を聞くことができ、センターを外側から見ることの大切さを改めて認識した。埋蔵文化財センターは、発掘調査を第一の使命としながらも、その成果を県民の皆様にお知らせし、文化の振興や地域に愛着を持っていただくようにすることが仕事だと思う。今後もより幅広く、様々な御意見、御提言をお願いしたい。

 平成29年度 第1回運営協議会

開催期日 平成29年6月14日(水)14:00〜16:00
内 容
1 所長あいさつ
  •   この度秋田県埋蔵文化財センター運営協議会の委員をお引き受けいただいたことに感謝申し上げる。当センターは昭和56年10月の発足で、今年で36年目を迎える。この運営協議会は平成17年度に設置され、その目的は運営協議会規定の第1条に「センターの適正な運営と効果的な事業の推進を図る。」と記されてある。平成17年度は当センターの発掘調査面積が、それまでと比べ大きく減少した年で、同時にこの頃から埋蔵文化財の保存と活用が、業務の大きなウエイトを占めてくる時期と重なっている。遺跡の発掘調査の手続き、手法等に関しては文化財保護法や県の条例に従い、粛々と実施していく点で従来とさほど変わらない。
     しかし、発掘した遺跡、遺構や遺物を活用して埋蔵文化財の保護思想の普及を図る、あるいは県民文化の向上に資するために、具体的な事業を実施する際には小・中学生あるいは高校生などの子どもたち、青年から高齢者までの一般県民の方々、またあるいはそういった方で構成される団体など事業の対象は様々である。県の一教育機関として充実した行政サービス、教育サービスを提供し、子どもから大人まで満足いただけるような事業の工夫改善は常に私たちに求められていると考えている。
     本日は、発掘調査から活用事業まで幅広く御説明するが、委員の皆様からは全体像を理解していただき、その上で大所高所からあるいは細かい部分についても忌憚のない御指摘をいただきたい。
     後半、「あきた埋文利用拡大についての提言」で皆様から御提言をいただくことになっているが、後ほどその詳細については副所長が説明する。大体の趣旨については、今私が申し上げた通りである。私どもとしては、県民の皆様が県内の埋蔵文化財と県内外あるいは日本の歴史についての理解を深めていただき、ひいては故郷秋田の現在と未来を考えていくことができるように、あきた埋文の活用事業というブランドを立派なものに育て上げていきたいと考えている。限られた時間ではあるが忌憚のない御提言をお願い申し上げる。
  

2 委員長および副委員長の選出

 

3 委員長あいさつ

  •  只今、委員長という大役を仰せつかり、こういう会の進行等含め不慣れではあるがよろしくお願いしたい。センターの運営というのは協議会での提案が大きな力となるということなので、皆さんからの忌憚のない御意見や質問などをいただければありがたい。

4 報告 

(1)平成28年度事業報告
  @発掘調査事業等
   発掘調査
    片貝遺跡 町村U遺跡 堤沢山遺跡 トクラ遺跡
  A活用事業
   発掘調査報告会 オープンラボ(体験教室) 写真展示による発掘成果展
   片貝家ノ下遺跡見学会 講演会 企画展 ふるさと考古学セミナー 出張展示
   古代発見!バスツアー セカンド・スクール 夏休み中の考古学教室
   インターンシップ 博物館実習 教職10年研修 貸し出しキット
   県庁出前講座 連携事業等 遺物および図書の管理について
(2)平成29年度事業計画
  @発掘調査事業等
   発掘調査
    茱萸ノ木遺跡 堤沢山遺跡 手の上遺跡
   整理作業
    トクラ遺跡 堤沢山遺跡 片貝遺跡 町村U遺跡 片貝家ノ下遺跡
    茱萸ノ木遺跡 手の上遺跡 
   報告書の作成
    片貝遺跡 町村U遺跡 
   確認調査
    才の神遺跡 上岩台遺跡
  A活用事業
   遺跡見学会 出張展示 フェイスブック運用開始 セカンドスクール利用状況
   発掘調査成果展 
(3)「あきた埋文利用拡大についての提言」 
 

5 委員からの主な提言

  • 複数の事業を関連させて実施している工夫が感じられた。各事業への参加者数を掲載してもらっているが、成果が顕著に現れている。過半数以上の項目が前年度よりも参加者数が増加している。遺跡の見学会は目玉があるかどうかによって左右されると思うが、それを除くとセンター側の企画や内容によって増加したと思い感心した。学校の生徒はもちろんだが、先生方や自治体(生涯学習担当)の職員向け研修会を長期休業中に実施できないだろうか?
  • 美郷町一丈木の辺りに住んでいるが、子どもの頃から親しみがある。小学校も遺跡の近くにあるが、子どもたちにはその意識がないように感じる。美郷町では、ふるさと教育の一環として町内の史跡、施設を巡る取り組みを3年前から行ってきたが、センターに立ち寄ることがなかった。今後、組み込んでいくことも一つの方向だと考える。それぞれの地教委(市町村教育委員会)と連携を図っていくことが必要であり、教職員一人一人が史跡や埋蔵文化財センター等施設の機能を理解していくことから教育課程にどのように組み込んでいくか検討することが重要だと思う。
  • 学校現場にいるものとして、このようにたくさんの取り組みがあることを今日初めて知った。これをもっと広めていくことが大切だと感じた。自分も歴史に興味があり、子どもたちの中にも目を輝かせる子がいるのでないかと感じる。長期休業中など地教委と連携し、フィールドワークなどを企画して紹介してもらいたい。学校の普段の授業で行えるものには限界があり、じっくりと取り組める企画があるといいのではないか。
  • 利用状況から分析すると出張展示などが充実してくると利用者が増えることが分かった。身近な歴史の自覚ができるような工夫を今後も取り入れていただきたい。そのためのキーワードが連携であり、JRや教育委員会、学校とうまくつながりながら広げてほしい。大仙市との企画は親子で学べるのがうれしい。地域活性化に寄与する子どもの育成に向け、地域の良さを自覚し地域に残りさらに活性化する人材の育成に埋文センターの存在は大きなポイントになると思う。
  • 何度もセンターに来ているが、出土した遺物に触れさせてもらえるのがすごくいい。じっと見るだけよりも触らせてもらいながら説明していただけるとよくわかる。子どもたちの発掘現場見学でも分かりやすく説明してもらっている。これからも続けてほしい。
  • この3月に学習指導要領が改定になり、関連したところを見てみたが、小学校6年生社会の歴史の中で、新しく「遺跡や文化財、地図や年表などの資料で調べまとめること。」という内容項目が起きている。もちろん、今までも狩猟採集や農耕云々という内容であったがそれとは別項目で新たに付されている。これを学校現場でどのように位置付けるか考え、平成32年には完全実施となる。それまでに各校で試行錯誤すると思われる。そういったところへ積極的に情報提供いただければ利用が高まる可能性がある。もう一つ、内容の取扱いという項目の中に今までも「博物館や郷土資料館等施設の活用を図るとともに身近な地域及び国土の遺跡や文化財などの観察や調査を取り入れるようにすること」という一文があり、さらに「内容に関わる専門家や関係者、関係の諸機関との連携を図るようにすること」というのが新しく付け加わっている。ここにいらっしゃる方々は専門家なので、そういった方を授業にお呼びすることも内容に則して行われる可能性があるのではないだろうか。先手を打ってPRしていくべきである。
  • 横手市小・中学校教員の社会科研究会に所属しているが、長期休業中に行われる研修会でPRすることは各学校にパンフレットを配布するよりも効果的ではないだろうか。例えば、ジオラマや体験キットなどを持ってきていただいて、研修会開始前に自由に見てもらい、会の中で5分程度説明してもらうことならば、それぞれの研究団体と相談し可能ではないか。
  • 出前講座、授業等様々行われているようだが、子どもの生の声を吸い上げ、担当した先生方の感想も集め、リーフレットを作成してはどうか。学校現場では限られた時間の中で、出前授業等をお願いするとなると勇気がいる。これだけ効果があるというのがわかるとやってみようかとなるのではないか。先程の研修内容等とあわせて広報活動もできると考える。
  • 「このようなことができる。こういうものがある。こういう場所がある。」ということを知らない教職員が多々いるのではないかと思っている。払田柵跡と遺跡調査をしている埋文という施設を一体にとらえ、分けて考えていない人たちには柵のイメージしかない。セカンドスクールの推進を進めていくとすれば、教職員が知ることが先だと思った。そのために何らかのアピールが必要かと思う。子どもたちの学習を考えたときに、展示ディスプレイは遺跡の説明が主になり、旧石器時代や縄文時代毎の特徴を学習している実態とずれがあるように感じる。その点が解消されると利用が多くなると感じた。解説は読み物が多いようなので、子どもには難しい。子どもたちの視覚に入るキャッチフレーズやキャッチコピーを設ければもっと興味がもてるのではないだろうか。今年行われる「ねんりんピック」で県外からたくさん人が来るので、アピールすることがあれば良いのではないか。また、長期休業中に子どもが来れば大人もついてくるので、長期休業にあわせてもっと働きかけてはどうか。
  • 案内してくださった副所長が楽しそうに生き生きと話してくださる姿を見て専門的な仕事に携わる素晴らしさを感じた。昨年度北秋田市で仕事をしていたが、伊勢堂岱遺跡や大湯ストーンサークル等縄文遺跡群で世界遺産登録を申請されている。しかし、関係者はその価値を知り力を入れているが三内丸山遺跡に比べ鷹巣周辺の地域住民は実に冷やかで、盛り上がりに欠けているように感じる。必要とされるところに出向き出前講座を行うことは素晴らしいことだし、学校現場で学んでいただくことも素晴らしいけれども、施設の性格上必然であり当たり前の方向だと思う。全く興味のない方々にあっと驚くような別のコラボも考えることができないだろうか。例えば、地域の祭りや若者たちが集まるイベントとコラボして新たに興味を示してくれる人が現れれば大きな収穫になるのではないか。これまでの方向性を維持しながら新しい方向性を探ることをお願いしたい。興味のない方に、このようなものがあることや素晴らしい財産だということを知らせ、底部から押し上げていくことが世界遺産登録にもつながると思う。
  • 埋文センターがあり、払田柵跡が整備された。全国にはたくさんの史跡があるけれども整備を怠っているところもある。ここは、東北・全国の中でも整備された遺跡(城柵)になっている。これを盛り上げていくのは、「柵の案内人ほたるの会」のような地元案内ボランティアの力が必要である。地元の気持ちと活動をいかに全国へ広めていくかとういうことにつながると思う。ほたるの会を一層活発にし、埋文センターでも後押しをする施策を進めてほしい。
  • 仮称秋田県立歴史館(以下、歴史館という)を払田柵跡隣接地に設置させたい。この場所は、新幹線の停車駅である大曲駅から比較的近い場所にあり、交通の便が良く、主に県外からの集客を見込むことができる。ここは横手市や仙北市(角館)といった観光地の間にもあたり、横手盆地一帯の文化発信と観光の拠点となりうる。運営は三セクに任せ、外付けのレストランがあるとよい。歴史館にはあきた埋文と払田柵跡調査事務所も併設させる。類似する施設としては、県立博物館もあるが、歴史館の展示は考古を含む歴史系に集中・特化させるものとし、科研費の申請のできる研究機関としての位置づけができればよい。世界遺産(縄文遺跡群)を利用する手もある。

6 委員からの提言を受けて 

  •  本日は、たくさんの貴重な御意見・御提言をいただき感謝申し上げる。
    あらためて、学校の先生方から細かい視点の御意見、地域において活動されている方の様々な立場から御意見を伺う事の大切さをかみしめた。今回いただいた御意見、御提言は、9月に行う来年度の企画立案に参考にさせていただきたい。できることについては、今年度実施予定の事業に早速反映させていきたい。この後、2回目の協議会は2月に予定されているが、そこで今回いただいた御意見、御提言をもとに作成した来年度の事業や早速取り組んだ事を報告させていただきたい。あわせて新たな御提言も御披露いただきたいと思う。

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