秋田県埋蔵文化財センター運営協議会は、発掘調査以外の業務における埋蔵文化財センターの運営等についての提言を得る機関として、設置されました。
10名の委員により構成され、埋蔵文化財センターの新しい在り方等について話し合われます。
1 名 称 秋田県埋蔵文化財センター運営協議会
2 所管部課名 秋田県埋蔵文化財センター
3 設置日 平成13年11月1日
4 設置目的 秋田県埋蔵文化財センターの適正な運営と効果的な事業の推進を図るための助言を得ること。
5 委員構成 委員は10名以内で組織し、委員長及び副委員長各1名を置く。
6 委員任期 委員の任期は2年とする。ただし再委嘱できるものとする。
7 協議会の開催 協議会は所長が召集し、原則として1年に2回開催する。

平成26年度 第1回運営協議会

開催期日 平成26年6月18日(水)14:00〜16:00
内 容
1 所長あいさつ
  • 今年度の発掘調査は5か所、活用事業として9月に払田柵跡調査40周年記念企画展・講演会を開催する。協議では「小学校の授業での利用促進」について、御意見・御提言を伺いたい。

2 委員長あいさつ

  • 払田柵跡や県内における埋蔵文化財発掘調査の成果を学校教育など多方面で御理解していただくことが課題である。子供たちが埋蔵文化財にどのようにして関心をもってもらえるのか、御意見をいただきたい。

3 報告

    (1)平成26年度 発掘調査等事業
    (2)平成26年度 埋蔵文化財保管活用事業計画
    (3)平成21〜25年度 セカンドスクール的利用実態と課題
 

4 全体協議のテーマ

  協 議 題
  ― 小学校の授業での利用促進を図るために ―

(1)域内(大仙市・横手市・仙北市・美郷町)利用率をあげるための具体策
(2)大館市内小学生向けの「夏休み発掘体験」を平成27年度事業に検討

5 委員からの主な提言

(1)域内(大仙市・横手市・仙北市・美郷町)利用率をあげるための具体策
 @地域関係機関との連携
  • 学校にはいろいろな出前授業や出前講座の要請がある。校長会、地域の社会科教育研究会で実施可能な内容を提示する。
  • 教育事務所と地域の教育委員会に協力していただく。
 A教職員へのPR活動
  • 教職員の研修会等を埋文センターで開催し、教職員全般に直接説明する機会を設定する。その際、社会科以外でも整理作業など職業見学もできると良い。
  • 職場体験等をホームページやパンフレットで広報する。
 B授業内容の工夫
  • 出前授業の目標や効果を明確にするとともに、継続して利用している学校のアンケートを分析し授業内容に活かす。
  • 教科書と埋文センターの体験がイコールでなくとも、郷土の歴史の成り立ちに子供たちが触れ理解できるのであれば、ふるさとへの愛着を深めることにつながるのではないか。
(2)大館市内小学生向けの「夏休み発掘体験」を平成27年度事業に検討
  • 夏休み発掘体験は素晴らしい内容で継続して取り組むとよい。ホームページでPRすると小・中学生だけでなく、一般の方も好きな人が全国から集まるのではないか。
  • 秋田城跡では調査期間の中で土器が出土する時期を選び発掘体験を実施しているが、秋田市では参加者が多くなるため、市の広報に定員を明示して募集している。
(3)協議題以外での意見 
  • 「秋田こまち路ドライブマップ」「秋田県 仙北エリア 夏たび」に払田柵跡・柵の案内「ほたるの会」を掲載している。払田柵跡の見学者に埋文センターの利用もある。払田柵跡は観光でPRしている。

6 委員からの提言を受けて

  • 地域の遺跡や出土品は効果があると考えるが、実物に触れるだけでなく魅力ある授業内容を工夫することによって、ふるさとへの愛着を深めることにつなげていきたい。
  • 夏休み発掘体験は平成27年度に大館市の片貝遺跡で試行する予定であり、その結果を踏まえて継続・拡大を検討していきたい。
  • 今回いただいたたくさんの貴重な御意見や御提言を検討し、今年度の事業やセンター運営に活かしていくとともに、次年度の事業にも反映して次回報告したい。



平成26年度 第2回運営協議会

開催期日 平成27年2月18日(水)14:00〜16:00
内 容
1 所長あいさつ
  • 今年度のセンターの主な事業はほぼ終了し、3月8日(日)開催の発掘調査報告会だけになった。発掘調査では大きな事故もなく終了し、現在は報告書作成に向けた整理作業と報告会の準備を進めている。活用事業では、大きな目玉であった払田柵跡調査40周年記念講演会を大仙市教育委員会と美郷町教育委員会との共催を得て開催した。参加者も大変多く、盛会であった。関連した企画展の展示でも内容が充実し、報道等で取り上げられるなど一定の評価を得た。
     前回の提言を受けて、地域の社会科教育研究会事務局や定例校長会にて、研修会やセカンドスクールでのセンター利用と出前授業の広報を行った。また、地域の教育委員会に協力いただき、調査現場近くの小学校の児童に遺跡の発掘調査現場を見学していただいた。
     本日も協議題やセンターの運営等について忌憚のない意見をいただき、今後の活動に向けていかしていきたい。

2 委員長あいさつ

  • 今回の協議会も配布資料を見ると、発掘調査をはじめ様々な学校への学習支援の実績、活用事業等の報告、次年度の計画等内容が多岐にわたっている。皆様のご協力を得ながら円滑に進行していきたい。

3 報告

 (1)平成26年度事業報告
   @発掘調査事業
     峰吉川中村遺跡・西板戸遺跡・窪遺跡・小勝田館跡・貝保遺跡
   A活用事業
     遺跡見学会・地域報告会・学校(教育)サポート・主催事業
     共催・機関連携等による普及事業
     その他(収蔵資料貸出実績報告など)
  (2)平成27年度事業計画(案)
     活用事業計画
 

4 全体協議のテーマ

 (1)平成27年度活用事業計画について
  (2)小中学校での埋蔵文化財活用
  (3)活用事業の市町村、大学との連携について

5 委員からの主な提言

 (1)平成27年度活用事業計画について
   @ふるさと考古学セミナー
  • 市町村教育委員会と連携しながらの広報等集客の工夫をする。
  • アンケートにより、テーマや内容を検討、反映させていく。
   A古代発見バスツアー
  • 秋田市発着のほかに、途中乗車と降車により、秋田市以外および見学地周辺の参加者にも対応を図る。
  • 見学コースに発掘調査現場や地元の博物館を入れてほしい。
(2)小中学校での埋蔵文化財活用

   貸し出しキットの活用について
  • 実物を見ることで、興味のある子どもにはとてもいいきっかけになるので、すごく有効な教材である。
  • 使い方を紹介する映像があるといいのでは。
  • 出前授業の時に活用し、キットの資料をもとに説明や解説をしていただくといいのでは。キットの貸出件数だけを増やすというよりは、出前授業と連動した形で活用する機会を増やしていった方がいい。
  • キットの借用、返却について、教員がセンターまで来ることが難しい場合もある。教員の負担にならないような方法を検討してほしい。
  • 出前授業等、機会のあるたびに学年部や社会科担当職員にキットを紹介し、使い方を教えてほしい。
  • 今後も校長会や社会科教育研究会にて周知してほしい。
  • 学校現場に対するさらなるアピール、広報活動等を学校と連携し検討していただきたい。
(3)活用事業の市町村、大学との連携について
  • 近くで発掘調査があれば、その手伝いや合同での調査を行うことができ、大学との連携や発掘での技術的なアフターケアが可能と思われる。
  • 地域の小学生の夏休みの学習会でこれまで理科系の大学生の協力を得ながら、夏休みの特別授業を行ってきた(同時に複数グループ開催の大学生が教える理科授業)。国際教養大に新しく考古学専任の教員が配置されているのであれば、考古学を学んでいる学生が、小学生を対象に体験的な考古学を教えることも考えられるのではないか。埋蔵文化財センターがその仲立ちをとれれば、小学校教育での埋蔵文化財の活用と、大学と連携を図ることとの両方を進めることになるのではないか。
(4)その他協議題以外での意見等
  • 毎年出前授業でお世話になっている。新年度の事業計画が紹介されたが、バスツアー等魅力的な内容で、多くの方が参加できればいいと思う。
  • 埋蔵文化財の発掘調査の成果は地域で保存、公開されて初めて大きな意義があると思うので、大館郷土博物館の展示室にセンターの常設展示コーナーを設置し、主に県北地区の出土品を展示できないか。市内では今後発掘調査が続くので、展示施設の設置により埋蔵文化財に対する関心も高まると思う。
  • 資料「秋田県仙北エリア冬たび2014−2015」、「秋田こまち路ドライブマップ 2014−15冬編」の紹介。

6 委員からの提言を受けて

  • 考古学セミナーでの集客の工夫やバスツアーでの途中乗車、下車の対応、出前授業と貸し出しキットのアピール、学校の負担にならないような貸出キットの受け渡しの工夫など今後検討していく課題が見つかった。また、学校現場へセンターの持っているものをもっとアピールして行くことも教えていただいた。大館郷土博物館での展示についても検討していきたい。
  • 貴重なご意見、ご提言は、次年度に反映させていきたい。


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