9月9日(火)秋田市内のホテルを会場に、長崎宏子さんらを講師に迎えた講演会が開催されました。
この講演会は、昨年8月に小坂町で開催された北海道・北東北知事サミットでの合意を受けて設置された
「北のくに健康づくり推進会議」が主催したもの。
講演に先立ってあいさつに立った加藤清美・県健康福祉部長は「何歳になっても健康でありたいというの
は県民共通の願い。北海道・北東北3県は、豊かな自然や海の幸、山の幸に恵まれている一方、冬の厳しい
気象条件もあって生活習慣病で亡くなる人が多いなど、共通の課題も多い。今日は自分の健康づくり、地域
としての健康づくりについて楽しく学んでほしい」と述べました。
最初に講演した秋田県脳血管研究センターの鈴木一夫さんは、「生活習慣病について、自分は定期検診を
受けているので大丈夫だという人が多いが、それは大きな間違い」としたうえで、具体的なデータをスライ
ドで示しながら「検診は病気の早期発見や治療には結びつくが、予防にはならない。重要なことはいかに病
気を予防するかであり、そのためには生活習慣を変えることが重要である」と述べました。
そして、「買い物には歩いて行くとか、ひとつ手前のバス停で降りて歩くとか、あまりかまえないで今す
ぐできることから始めてもらいたい。現在のちょっとした心がけがあなたの10年後、20年後の健康をつ
くる」と、歩くことの重要性を強調しました。
続いて、水泳の元オリンピック選手で本県出身の長崎宏子さんが登壇。
長崎さんは「6歳からプールづけの生活で、いまでは陸の上での生活が逆に苦手になってしまった」と話
したうえで、アクアパワー(水の効能)を、浮力(膝や腰にやさしい運動ができる)、水圧(血液循環がよ
くなり呼吸筋力が強化される)、水温(体温よりも低いことで体の防衛機能や新陳代謝が活発になる)など、
さまざまな視点から紹介。「一般に水に入るのがおっくうだという人は多いが、バランス感覚の向上、全身
の筋力強化、水の癒し機能など、その効果は数え切れない。秋田は北国といっても温水プールもあるので、
できれば毎週1回、せめて2週間に1回はプールに入ってもらいたい」と述べました。
また、健康増進に向けた睡眠の重要性にふれ「熟睡する時間(ノンレム睡眠)は、一般に小学生で30%、
成人で20%、65歳以上になるとほとんどなくなるといわれるが、適度な運動をすることで質の良い睡眠
を確保できる」として、「毎日の生活にスポーツというスパイスを少しでも加えることで、健康づくりに励
んでもらいたい」と述べて、講演を締めくくりました。
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