「地球だい好き環境コンテスト」
「豊かな森を未来に伝えま賞」受賞
  

秋田市 佐藤清太郎氏 ご夫妻

 環境問題に取り組む地域の活動をたたえる「地球だい好き 環境コンテスト」の表彰式が2月18日、東京・渋谷のNHKみんなの広場ふれあいホールで行われ、広葉樹を取り入れた杉林づくりを続ける秋田市下浜の佐藤清太郎さんが、審査員特別賞「豊かな森を未来に伝えま賞」を受賞されました。コンテストは全国地方新聞社連合会やNHK、共同通信社などが主催。応募805件の中から優れた活動5件を選び、同日、表彰会場の観客による投票で大賞が決められました。


       http://www.nhk.or.jp/kankyo/contest2005/index.html

 秋田市の中心から、車で20分。120ヘクタールの人工のスギ林があります。林業家の佐藤清太郎さんが育てた、自然に近い森です。人工林でありながら、様々な生き物が息づいています。昭和30年代、国は「一斉造林」を押し進め、日本中に成長の早いスギやヒノキがすきまなく植えられました。この方式では、良質な木材を得るために、一定の割合で木を間引く「間伐」が欠かせません。しかし間伐は手間のかかる重労働です。そのうえ、間伐材はほとんどが使われず無駄になります。清太郎さんは、この無駄をなくすヒントを、自然の森を歩いているときに見つけました。自然の森では、スギが多様な木と共存しながら、生命力を養っていました。 清太郎さんがたどり着いたのは、自然の森の状態をまねて、広葉樹の中にスギを数本ずつ植えていく独自の方法です。スギの周りに生えた広葉樹は、夏場は日光をさえぎりますが、冬場は葉を落とすので、スギの成長に必要な日光は十分確保できます。こうして間伐の必要がなくなりました。植えたスギの3分の2を間伐で伐ってしまう一斉造林に比べ、結果的に収穫できるスギの本数は多くなり、コストも7割削減できると清太郎さんは考えました。さらに、自然から学んで作り上げた森は、台風にも負けない強い生命力を持っていました。たった一人で巣植えの森づくりに取り組んで、22年。清太郎さんがこれまでに植えてきたスギの苗は2万本を超えました。これらのスギが立派に成長するまで、あと30年以上。森づくりは、清太郎さん一代で終わりません。「森のすばらしさに気付いた子供たちに、自分の跡を継いで、この森を守っていってほしい。」それが清太郎さんの願いです。


「健康の森」での活動

 
 平成20年春季に開催される第59回全国植樹祭の秋田県開催の決定を記念して、次代を担う子どもたちや地域ボランティアが森に集い、森林浴を楽しみながら、全国植樹祭や各地域での植樹イベント、海岸林の再生のための植樹活動などで使用する苗木づくりを行いました。
 当日は、イベントの実施が危ぶまれるほどの激しい雨が朝から降りつづいていましたが、子どもたちの元気が雨雲を吹き飛ばしてしまいました。


秋田森の会「風のハーモニー」

 
■代表幹事 佐藤 清太郎
■事務局連絡先 〒010-1503 秋田県秋田市下浜羽川字小金山58/佐藤 清太郎
■TEL018−879−2230 ■FAX018−879−2230
■E-mail morinokai@nifty.com
■URL http://homepage2.nifty.com/611028/index.html
      http://akita-morinokai.hp.infoseek.co.jp/
■会員数 280名
 
■設立趣旨・団体の概要
【目的】
森林と健康」をテーマとし、森林浴や多様な森の産物の活用、自然観察、森林・林業体験を通じて、高齢者から子どもたちまで幅広い年齢層での森との交流活動を通じて、心と体の健康、森の健康について考え、森と人のふれあいを深めながら、やさしく豊かな生活感の実現、森と人との共生を目的としています。
【経過】
昭和50年代から森林レクリエーションや福祉林業に注目していたところ、東京で偶然再会した地元出身の医師から「ふるさとの山や川、海がこれからの社会の中で、医学的にも大切になる。健康から見た森林の活用を」とのアドバイスを受け、森の景観や地形を利用した森林リハビリテーション、福祉林業を目指すこととしました。
所有山林の一部を「健康の森」と名付けて、その利用を一般市民に開放することとし、平成3年9月、14人で発足しました。「森の保育園」や地域の森づくり(海岸林での植樹ふれあい体験)などの活動を行っています。
【会員数など】
300人(秋田市:県内:県外=7:2:1、男:女=4:6)
一般市民、医師、高齢者、家族、学校の生徒・教諭、保育園の園児・保育士、生け花の会、生協の組合員など多種多様です。
【その他】
森の会はボランティア団体(何かに奉仕するというような)と言うよりも、いつでもどこでもだれとでも入って行ける身近な森があればいいなーとか、自分の好きなことができる森があればいいなーという方から、子どもたちを遊ばせる森、自然環境教育ができる森が欲しい、森林林業体験したい方のための森で、幅広い利用ができるのが特徴です。
 
■主な活動地
「秋田森の会の【健康の森】が主な活動フィールドです」
○秋田市下浜羽川の森の会代表佐藤宅から歩いて10分程度のところにあります。
○位置・交通/秋田市中心部から南へ15キロ。JR秋田駅から車で30分、秋田空港からは車で20分。最寄りの駅はJR羽越線下浜駅(ただしバスは1日に数本)。
○面積/約30ヘクタール(所有山林の約4分の1にあたります。)
○施設/できるだけ自然のままに利用するため、骨格となる林道や森林浴路(歩道)、木製の簡易なベンチ以外、人工的な施設は作っていませんが、イベント・昼食会場となる中央広場50a、ミズバショウ広場20a、休憩広場10a(2箇所)などがあります。また、代表佐藤宅のとなりに「炭窯」と2階建て休憩小屋があります。
「健康の森」の特徴
・手入れされた秋田スギ人工林と、コナラを中心とした広葉樹の雑木林がバランスよく配置されていて、多様な樹木や草花で構成されている“にぎやかな森”です。山菜(ワラビ・ミズ)や花材(マンサク・ホオノキ・ナツハゼ・ヤマボウシ・ツル性植物など)、実のなる木(ナツハゼ・ムラサキシキブ・ガマズミなど)、薬草(アマチャズル・センブリなど)も豊富です。
・都市公園や施設整備型の野外レクリエーション施設と違って、木を伐ったり植えたり、林業が行われている森なので、枝打ちなどの林業体験ができるほか、森林レクリエーション、森林環境教育、そして森林地形を生かした健康のための森林浴に適しています。
・林業という産業(経済)的機能、教育文化的機能、環境保全的機能という、3つの機能を同時に満たすことができる森づくりを目指しています。
 
■入会の条件
誰でも入会できます。入会金:2,000円 会費:1,000円/年(3年分一括)
※イベントの際は、会費とは別に食事材料等の参加費をいただいています。
※入会の宣伝などは特に行っていませんので、一度健康の森に遊びに来てみて検討ください。
 
■最近の活動状況(主な活動・・・場所はほとんどが「健康の森」です。)
平成15年度 毎年、みどりの日(4月29日)には総会を兼ねた集いの日としている。
50人程度。このほか、年数回の定期イベントを開催。
植樹(スギ・広葉樹・マツなど)、炭焼き、きのこ植菌、山菜採り、植物などの自然観察、森林浴などの体験ができます。
森林経営のための森なので、秋田スギの枝打ちなどの林業体験もできます。
「森の保育園」秋田市内の保育園・幼稚園児などの森林体験
小学校の森林・林業体験(植樹・炭焼き、森の料理など)
その他、年中森を開放しており、いつでも誰とでも訪れて、好きな体験ができます。
年2〜3回、会報を発行しています。
平成16年度 県より、グリーンツーリズムに健康や医療を組み合わせた「あきた農山村健康院」のモデル地域の選定を受け(県内2カ所)、健康増進プログラムを実施します。
集いの日(総会)4月29日みどりの日/50人
森からの贈り物シリーズ1 健康な暮らし・秋田スギの家を森で学ぶ集い
  秋田市民生協会員ほか 10月8日/50人
  森林浴・健康プログラム、料理、心理テストなど
森からの贈り物シリーズ2 炭焼きでホカホカ・健康の森の集い 10月中旬
子どもたちがつくる海岸林ふれあい体験 10月22日(金)/400人
秋田市下浜地域センター隣接の海岸クロマツ林
森からの贈り物シリーズ3 紅葉の森で山の幸を味わう 10月31日(日)予定
森からの贈り物シリーズ3 健康の森での「人間ドック」
森の保育園 毎月数回 秋田市内の園児 年間延べ1500人