三途川隧道を歩く


(中腰はつらい)


 水土里ネット湯沢中央(湯沢市中央土地改良区)で管理している「三途川頭首工、隧道」。

 これは、「川原毛硫黄山付近の川底より盛んに湧出する温泉が、上流より流下する清水と混じり著名な川原毛の湯滝となり流下し、ここに三途川において泥湯川、桑ノ沢の良水と合流し、これを毒水して雄物川の支流高松川となっている。つまり、高松川の水は強酸性水で、魚介類はもとより一匹の蛙さえも生息することを許さず、この流域において潅漑される水田は、起耕の困難、潅漑管理の労力増大、肥効の極端な減退、寒冷潅漑水の悪条件により、収穫率の過少となる悪影響を及ぼしていた。この毒水を排除するため、昭和3年頃から数回に亘る工事を行ったが失敗に終わり、昭和17年上地の大友良吉氏を組合長とする高松耕地整理組合を設立し、毒水と直接取り組むことの愚かを知り、泥湯川を毒水と混入する前の地点より三途川渓谷の大岩壁に隧道掘削とする結論に達し、幾多の困難を克服しながら、昭和28年6月に1174mのトンネルを貫通させ、地域における父祖からの夢 毒水排除はここに実現したのであった。(中略)」(竣工記念碑より) 毒水(酸性水)対策の施設です。

 平成17年7月15日 水土里ネット雄勝(秋田県雄勝町土地改良区)の役員総代の皆さんによる現地研修がその三途川隧道で行われました。その模様を取材しました。



三途川隧道データ
   延長 1,174m
   受益面積 119ha
   受益戸数 151戸




三途川橋の脇にある駐車場に皆さん集合。水土里ネット湯沢中央の高山事務局長より隧道について説明がありました。


 民家脇にある道路を降りて、三途川渓谷へ。約50m降下(湯沢市役所HPによると、三途川橋から渓谷まで約50m)。手すりがないと危ない状態。



頭首工に到着


他の頭首工と比較すると、堰堤?


コンクリートのかたまり


矢印部分が、水の取り入れ口です。


この岩は、今年の融雪の際に、上から落ちてきたものらしい。
細い通路を通っていますが、この時にもし落ちてきたら・・・・・



隧道入口付近からの三途川橋です。良い眺めです。



 入口付近。
←ここが入口





 もちろん中は真っ暗。懐中電灯がないと不安です。ただ、床がフラットで歩きやすいので手探りでもどうにか歩けます。

 これは平成4年度に改修された部分??
 これくらいの高さであれば良いのですが・・・

 中腰が続く・・・・
 断面資料を見ると、低いところだと1.2m

 ヘルメットが天井にゴツゴツ


 最初は「涼しい」「気持ちよい」だったのが、中盤から「出口はまだかー」
 初めて、この隧道を完歩した女性?(水土里ネット雄勝 菊地さん)







 やっと出口 地下の世界から帰還

 皆さんお疲れさまでした!!
取材・編集 雄勝地域振興局農林部農村整備課