1999/09/06 総合政策課
[HomePage| 総合政策課| 前の頁| 次の頁]



(2)  基本目標   チャレンジ精神豊かな人材が活躍する秋田

         

  政   策   個性と創造力を育む教育の推進

         
 【現状と課題】
 ○ 新しい時代を切り拓いていくには、変革の時代に積極的に対応する人材の育成が最も
  重要であり、個性と創造力豊かな人材が活躍できる閉塞感のない社会をつくっていく必
  要がある。
   学校教育においては、ふるさと教育により、郷土の未来に夢や関心をもって学習やス
  ポーツ等に積極的に取り組む心豊かな児童生徒が育ってきている。一方、いじめや不登
  校等の問題をはじめ、社会体験・自然体験・生活体験の不足が指摘されているとともに、
  急激に変化し多様化する社会の中で、自ら学び自ら考える「生きる力」を身につけた個
  性と創造力豊かな児童生徒の育成が求められている。また、完全学校週5日制への対応
  が必要となっている。
 
 ○ 県内の高等教育機関は、平成11年4月の県立大学の開学や秋田大学の学部改編も含
  め、整備が進められたが、依然として4年制大学が少なく、学部学科の構成にも偏りが
  みられる。
   県民や社会の多様なニーズに応えるためには、高等教育の一層の充実が求められる。
 
 ○ 少子・高齢化、高度情報化などの進展による生活環境の変化に伴い、青少年に関わる
  課題や問題も複雑多様化しているため、関係機関をはじめ県民が一体となった青少年の
  健全育成に取り組むことが求められている。
 
 【施策の方向】

 (豊かな個性や創造力を育む学校教育の充実)

   誇りをもって自らの地域づくりを行う意識や働くことの喜びを育むふるさと教育を一
  層推進するとともに、国際化の時代にふさわしい教育の一層の充実を図るため、外国語
  指導助手(ALT)の活用や国際教育交流活動などを積極的に行う。また、情報化、技
  術革新などの社会の変化に主体的に対応する力を育成するために、地域の優れた人材や
  インターネットを活用した教育の充実を図る。さらに、学校・家庭・地域社会との連携
  を強化し、地域に開かれた学校教育を推進する。
   幼児教育については、都市化、核家族化、少子化の中で健やかに子どもを育てるよう
  努める。
   小・中学校教育では、コース別学習などの指導方法の一層の工夫・改善を図りながら、
  一人ひとりのよさや可能性を伸ばす多様な教育活動を展開する。
   高等学校教育においては、生徒の多様な進路志望への対応を図りながら特色ある学校
  づくりをいっそう推進するとともに、いつでもどこでも学べる機会を充実させる。
   障害児教育では子どもの実態に応じた社会参加をめざし、総合的支援を推進する。
   こうした教育を推進するために、教職員の主体的に研修しようとする意欲を喚起し、
  体験的な研修の機会を充実させるなど、社会の変化に対応する実践的指導力を養う。
 

 (次代を担う優れた人材を育成する高等教育の充実)

   高等教育機関については、単位互換など大学間の連携を進めるとともに、県立大学へ
  の大学院の設置など、優れた人材の育成にむけ一層の整備拡充を図る。
   また、産業分野はもとより、高齢化や環境など生活分野等においても、産学官連携に
  よる共同研究を推進するなど、地域社会への積極的な貢献を進める。
 

 (地域が支える青少年の健全育成)

   青少年が健やかにたくましく成長するために、家庭の教育力を高めるとともに、野外
  活動などの多様な体験活動を支援していく。さらに、家庭・学校・地域社会が連携して
  青少年を育成する県民運動を進めるとともに、青少年の仲間づくりや社会参加活動を進
  めていく。

         

  政   策   自由時間の活用による心豊かなライフスタイル
          の創造

         
 【現状と課題】
 ○ 科学技術の進展や情報の高度化、週40時間労働制の普及等による労働時間の短縮に
  伴い、人々の自由時間は増加し、長寿の進展はその自由時間をさらに増大させ、さまざ
  まな活用を可能にしている。
   人々の価値観は、物の豊かさから心の豊かさを求める方向に変化し、自由な時間を
  「学び」や「遊び」に活用し、個性を磨き、交流したいとする人々が増えている。
   今後は、生涯にわたってこの自由な時間を活用し、いつでもどこでも楽しく学べるよ
  う、県民のニーズにあった学習機会を提供し、その成果を社会に還元していくことが求
  められている。
 
 ○ 自由時間を有効に活用し、秋田の豊かな自然や優れた文化を享受し、秋田らしい楽し
  みや遊びの中から活発な交流を生み出していくような機会を提供していくことが求めら
  れている。
 
 【施策の方向】

 (生涯にわたって学習できる場と機会の提供)

   県民の学習ニーズに応じた生涯にわたる多様な学習機会と情報の提供に努める。また、
  さらに高度な学習ニーズに応えるため、高等教育機関によるリカレント教育を推進する
  とともに、これらの学習の成果を社会に還元できるシステムを構築する。
 

 (秋田らしさを楽しむ場と機会の提供)

   自然や農山漁村の中での「ふれあい」「安らぎ」「保養」「遊び」のできる環境整備
  や機会の提供、生涯を通じて楽しめるスポーツ環境の整備や多様な文化と優れた芸術に
  親しむことのできる機会を充実させるとともに、これらの関連情報の提供や活動拠点の
  整備を進めて、秋田らしさを楽しむことのできる場と機会を提供していく。

         

  政   策   パートナーシップによる地域社会づくり

         
 【現状と課題】
 ○ これまで、男女平等をめざした法律や制度の整備は進められてきているが、男女の役
  割分担意識が人々の意識や行動、社会の慣習の中に根強く残っており、人々が自らの選
  択によって生き生きと活躍しにくい面があった。
   男女の人権が等しく尊重され、充実した生き方のできる真に豊かな社会を実現するた
  めには、男女が社会の対等な構成員として社会のあらゆる分野の活動に参画し、ともに
  責任を担う社会の実現が必要である。
 
 ○ 自由時間の増大と多様な交流や学びの中から、生きがいを持って、自らが積極的に地
  域づくりにかかわっていこうとする人々や、ボランティア活動等の市民活動に参加した
  いという人が増えている。また、ボランティア団体等のNPO活動は、多様な地域のニ
  ーズにきめ細かく対応することをより期待されており、地域社会を支える主体の一つと
  して重要性が増している。このため、自らの地域づくりに積極的に参加したいとする人
  々が様々な活動に参加するとともに、活動の活性化や、その特性が十分生かされるよう
  環境を整備していく必要がある。
 
 ○ 地方分権の進展の中で、地域が自立し、自らの責任で地域を経営し、住民自らが地域
  を支えていくことが求められており、ボランティア団体等のNPOや企業、市町村、県
  などさまざまな主体がパートナーシップを築きながら個性ある地域づくりを進めていく
  必要がある。
 
 【施策の方向】

 (男女共同参画社会の形成) 

   男女共同参画社会を形成するため、男女の固定的役割分担意識を是正する意識啓発や
  政策方針決定の場への女性の参画促進をはじめ、あらゆる分野における共同参画の環境
  を整備することを目的とする「男女共同参画計画」を策定し、総合的に推進する。
 

 (ボランティア等市民活動の促進)

   ボランティア活動等市民活動への参加意識の高揚を図るとともに、様々な分野のボラ
  ンティアリーダーやコーディネーター等の人材養成や、NPO活動に対する理解を進め
  る啓発を行う。さらに、NPOサポートセンターを設置するとともに、活動情報の提供
  などボランティア活動やNPO等の市民活動への支援を行い、その活動を促進していく。
 

 (多様な主体との連携と協働の推進)

   多様な市民活動団体相互の交流を促進するとともに、事業や施策の推進にあたっては
  行政情報を互いに共有し、情報交換等を通して協力・協働関係を築き、多様な主体との
  連携と協働を推進していく。
 

 (個性と活力に満ちた地域づくり)

    地域づくりを担うリーダーや団体の育成と交流ネットワークの拡大、自主的・自発的
  な地域づくり活動を推進するとともに、広域的な中核施設や拠点施設の整備促進と利活
  用の促進など、個性と活力に満ちた地域づくりを進めていく。

         

  政   策   暮らしと産業をリードする人づくり


【現状と課題】
 ○ 本県は、全国を上回るテンポで高齢化が進行しており、平成22年には65歳以上人
  口の割合が26%を越える超高齢県になると見込まれる。このように急激な高齢化が進
  行する一方で、核家族化や女性の社会参加が進み、地域や家庭における扶養や介護機能
  は低下している。平成12年度から介護保険制度がスタートするが、地域においてさま
  ざまなかたちで高齢社会の暮らしを支える人材の一層の量的確保と資質の向上が求めら
  れている。
 
 ○ 国内外との競争が激化し、産業を取り巻く社会経済状況は大きく変化している。この
  ような時代にあって、農林水産業においては、担い手の減少や高齢化が進むなか、企業
  的な経営の確立や環境と調和し、安全で安心をもたらす生産活動の展開とそれを実践す
  る人材が求められている。
   また、企業活動の分野においては、大競争の中で輝きを放つ新たな活動領域を開拓し、
  担っていく、多様で専門性の高い人材や先導的産業人材などの確保・育成が求められて
  いる。

【施策の方向】

 (高齢社会を支える人材の確保と育成)

   高齢者や障害者の様々な介護ニーズに的確に応えることのできる人材の確保と養成に
  努めるとともに、地域で高齢者や障害者の福祉を支える地域ボランティアの確保やNP
  Oなどが活動しやすい環境づくりを進めるほか、生涯を通じた健康づくりや医療活動を
  推進する人材の確保と資質の一層の向上に努めるなど、高齢社会を支える人材の確保と
  育成を図っていく。
 

 (産業をリードする多彩な人材の確保と育成)

   新しい時代にマッチした農林水産業の展開を支える幅広い担い手の確保と育成を進め
  るとともに、新たな付加価値を生み出す新産業・新事業の起業に積極的に取り組むチャ
  レンジ精神にあふれた先導的産業人の育成を進めるほか、既存産業の競争力を高めるた
  めの人材の育成、産業構造の変化などに伴う産業間の労働移動に対応した人材の育成、
  産学官の交流・連携による研究人材の育成などに努め、産業をリードする多彩な人材の
  確保と育成を図っていく。
 


[HomePage| 総合政策課| 前の頁| 次の頁]